対岸から見る町並がオススメ!ポルトガルの大学都市コインブラを観光




 

ヨーロッパの西端・ポルトガル第3の都市コインブラ。今回は実際にコインブラを訪れた際のおすすめ観光スポットを集めてみました。

海外に関する記事は全て2018年以前の訪問に基づきます。コロナ渦や昨今の情勢により施設の営業状況、交通の運行状況、物価などが異なる場合がございますので、渡航計画の際は各公式サイトで最新情報をご確認ください。

コインブラを街歩き

コインブラって?

コインブラは名門コインブラ大学を中心に発展した街。リスボン、ポルトに次ぐ規模で、両者の間ぐらいに位置します。

人の顔に見立てるならちょうど目のあたりですね!

町の様子

さっそくコインブラの町を歩いてみましょう。

コインブラに降り立った時の第一印象は、爽やかな地方都市駅舎から出ると程なく川沿いでくつろぐ人たちが見えて、広々のんびりした印象を受けました。

でもメイン通りに入ると、お店や出店がずらっと並んでいて賑わいも感じられます。

私は都会すぎず田舎すぎない町が好きなので、コインブラの雰囲気はとても居心地良かったです。人の生活が感じられつつ、でもゴチャゴチャしてない。ふらっと歩きやすい街並みでした。

おすすめ①モンデゴ川越しの町並み

川の対岸からの景色がとてもキレイだったので、紹介しますね。

駅から出たら右手に見えるサンタ・クララ Ponte de Sta.Claraを南岸へ渡ります。

橋を渡り切って振り返ると、コインブラ大学のある丘が一望できました。

こちらがモンテゴ川対岸から眺めた大学の丘。建物が折り重なるように並ぶその様子はまるで『魔女の宅急便』に出てくるコリコの町並みを彷彿とさせました。

おすすめ②アズレージョがキレイな修道院

全景を目に焼き付けたあとは川の北側に戻ります。メイン通り(Rua Ferreira BorgesとRua Visconde da Luz)を抜けるとサンタ・クルス修道院 Mosteiro de Santa Cruzが見えてきます。

教会部分には無料で入れるたので内部を見学しました。

祭壇の彫刻が綺麗な教会です。

壁面下部の装飾タイル・アズレージョがポルトガルならでは♡

  • DATA
  • サンタ・クルス修道院 Mosteiro de Santa Cruz
  • Praça 8 de Maio, 3001-801 Coimbra
  • 公式サイト(ポルトガル語)

おすすめ③エレベーターで大学の丘へ

続いて大学のある丘の上に行ってみます。丘には歩いて登ることも出来るのですが、私はコインブラに3時間ほどの滞在だったので時短のためエレベーターを利用しました。乗り場はこちら。

サンタ・クルス修道院から東に進むと右手に屋内市場があります。さらに歩き進むとガラス張りのエレベーターらしきものが見えてきます。

エレベーター乗り場横にあるSMTUCのオフィスでチケットを購入。

まず垂直に真上へのぼるエレベーターに乗って、斜面を進むエレベーターに乗り換えます。

斜めに進むエレベーターはケーブルカーのようで楽しいです。

エレベーターの到着口には展望台もありました。入り組んだ細い坂道と、その向こうに見えるモンテゴ川が良い眺め。

エレベーターから歩いてまず見えてくるのが新カテドラル。さらに進むと旧大学への入り口「鉄の門」が見えてきました。

中に入ると歴史ある旧校舎が見られます。中央に建つのは大学創設者ジョアン3世の像。

そして敷地内にはジョアニナ図書館 Biblioteca Joanina という図書室があり、こちらはなんと実写版『美女と野獣』のワンシーンのモデルとなった場所。読書家のベルがたくさんの本に喜ぶあの名場面のモデルがココだと知った時は大興奮でした!

館内は残念ながら写真NGなのですが、映画の公式ページでジョアニナ図書館と映画の比較写真がたっぷり紹介されているので興味のある方は是非。こちら


ここで入り口「鉄の門」に戻りまして…門の上に何か黒い布が掛かっているのお気づきでしょうか?

実はこれは、学生の制服であるマントなんです。毎年卒業生が使い終わったマントを門に引っ掛けていくのだそう。またコインブラ大学には、女子が好きな男子のマントの裾を裂いてもらうという風習があります。なのでマントがボロボロなのはモテ男子の証! 日本の第2ボタンみたいで面白いですよね。

学生たちは普段から制服を着用している訳ではありませんが、行事の日には街中でも制服姿の秀才たちを見ることが出来ます。有名なのは毎年5月第2週の火曜日に開かれるケイマ・ダス・フィタス Queima das Fitas。コインブラ大学の卒業生たちによるお祭りで、その年の卒業生たちが学部のシンボルカラーをつけて町中を練り歩きます。

わたし
今回は夏休み中で学生を見かけなかったのが残念・・・次にポルトガルに行く時はお祭りの日に訪れてみたいです。

各施設の入場料と開館時間

行き方

最後に、そんなコインブラへの行き方をシェアします。

電車での行き方

リスボンからはサンタ・アポローニャ駅 Lisboa – Santa Apoloniaやオリエンテ駅 Lisboa – Orienteから列車が出ていて、所要約2時間~2時間半。

高速列車 AP-Alfa Pendularまたは急行列車 IC-Inter Cityが便利です。

ポルトガル鉄道CPの公式サイトから英語で時刻表検索・予約ができます。

コインブラ駅?コインブラB駅?

電車でコインブラに訪れる際の注意点ですが、APやIC利用の場合、電車はコインブラB駅に着きます。町の中心に近いのはコインブラ駅なので、B駅から5分ほど電車を乗り継ぐ必要があります。

あえて大阪で例えるなら

  • コインブラ=大阪駅(街の中心に近いが新幹線は乗り入れてない)
  • コインブラB=新大阪(中心部から少し離れた新幹線駅)

というイメージかと・・・!

駅員さんに確認したところ、コインブラ~コインブラBの運賃は無料でした。切符にはコインブラB⇒リスボンとしか書かれていませんが、コインブラ⇒コインブラBの移動も含まれています。リスボンからコインブラに訪れる場合も同様で、リスボン⇒コインブラBの切符でも乗り換え後コインブラまで乗ってOKだそうです。

コインブラ~コインブラB間は15分に1本ぐらいのペースで電車が走っていますが、特急との接続が良いとは言えないので予め時刻表をチェックしておくと効率的に移動できます。

高速バスでも行けます

もっとお得に行くにはREDE EXPRESSOSというバスも運行しています。リスボンのセッテ・リオスターミナルから発着していて、所要時間はほぼ変わらないのに運賃は電車より安いです。REDE EXPRESSOSはリスボン~ナザレの移動で乗車したことがありますが、広々した車内で快適でした◎

まとめ

傘祭で有名なアゲダを訪れるついでに寄り道できるスポットを探して、たまたま知ったコインブラという街。

でも実際に訪れてみると大学、図書館、教会、市場、川の南側など3時間では足りないほど見どころが多かったです。次に訪れる時は丸一日ぐらい滞在して、もっとこの街を満喫したいと思いました。

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私たちのポルトガル旅行概要

  • 旅行時期は2014年8月初旬。価格情報は当時のものです。
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