こんにちは!なっつです。
カップルでのポルトガルふたり旅。今回はリスボンのベレン地区を観光します。
私たちのポルトガル旅行概要
- 旅行時期は2014年8月初旬。価格情報は当時のものです。
- リスボンのホテルに6連泊
- エクスペディアで航空券+ホテル個人手配
Contents
ベレン地区とは
ベレンはリスボン中心部から西へ6kmほどの地区。どのガイドブックでも大きく紹介されていて、リスボン観光に欠かせないスポットが集まっています。
- 世界遺産ジェロニモス修道院
- 世界遺産ベレンの塔
- エッグタルトの原型が生まれた菓子店
- 国立古美術館・海洋博物館・馬車博物館
- 大航海時代の偉人たちの像「発見のモニュメント」
などなど、見どころが盛りだくさん!
行き方は?
リスボンの中心部からベレンには列車か市電(トラム)かバスで行けます。
所要時間が短いという理由で、私たちは電車を利用しました。Cais do Sodré (カイス・ド・ソドレ) 駅からCascais (カスカイス) 行きに乗って、Belém (ベレン) 駅までは約7分。
…なのですが、何も考えず急行列車に乗ったところ、
ひゅんっ… と、行きすぎました。
そう!ベレン駅はまさかの各停しか止まらない駅!
急行がとまらないので要注意です!!!
あわてて次の駅で各停列車に乗りかえて引き返しました。ベレンに電車で行く際は普通列車で向かいましょう(笑)
発見のモニュメント
ということで出だしからドタバタしながらも、なんとかベレン駅に到着。
まず向かったのはテージョ川沿いに建つ「発見のモニュメント」です。
↑大通りは地下道で抜けられます
モニュメントになった偉人たち
大航海時代の偉人を記念して建てられた発見のモニュメント。
西洋史マニアの夫はこのモニュメントを見るためだけに、ずっとポルトガルに来たかったんだそうです。モニュメントを訪れるにあたり日本史専攻だった私も航海者たちの名前と偉業を 夫に暗記させられ 勉強しました !!
- ①エンリケ航海王子
…様々な人物を海外に探検させて「海洋王国ポルトガル」を築いた人物。 - ②アフォンソ5世
- …アフリカに進出。
- ③ヴァスコ・ダ・ガマ
- …インド航路を開拓してヨーロッパへの香辛料輸入に大きな功績をもたらす。
- ④マゼラン
…世界ではじめて西回りで世界一周を達成したマゼラン一行の船長(本人はフィリピンで戦死)。 - ⑥ペドロ・アルヴァレス・カブラル
…はじめてブラジルに到達。ブラジルの名前の由来らしい。 - ⑫バルトロメウ・ディアス
…南アフリカ南端の喜望峰に到達した探検家。 - ⑯フランシスコ・ザビエル
…言わずと知れた宣教師。
で、そんな偉人たちを見るためモニュメントを訪れてみると・・・
まさかの工事中!!
せっかく名前と功績を覚えたのに、お顔が見えるのはザビエルさんと前後の方たちだけ。あとは足場で隠されていました。。
実は反対の面にも偉人たちが並んでいるのですが、そちらに至っては完全にシートをかぶせられちゃってる始末。2017年記事投稿時は工事も終わり足場撤去されてるようですが、今後もタイミングによって見れない事があるかもしれません><
展望デッキにあがれます
気を取り直してモニュメントの内部に入ってみました!内部のエレベーターでモニュメント上の展望デッキにのぼることが出来ます。料金は通常€5ですがリスボアカードで€3.5になりました。
リスボアカードとは?
適用時間内の市内交通が乗り放題、観光名所や美術館が無料または割引になるお得なカード。空港やインフォメーションで買えます。
料金詳細はコチラをどうぞ
デッキは地上52mとそこまで高くないですが、360度パノラマの眺めがキレイでした☆周りに大きな建物がないので見晴らしバッチリです。
テージョ川とリスボンの町並み。
4月25日橋。
右奥に小さく見えるのはクリスト・レイの像。ブラジルにあるコルコバードのキリスト像を参考に作ったんだそうです。
写真左手に見えるベレンの塔から向こうは大西洋。この場所から未開の海へ船を出した偉人たちに思いを馳せました☆
地面いっぱいの世界地図
モニュメントが建つ手前の広場の地面には大きな世界地図が描かれています。
よく見るとポルトガルが各地を「発見」した年号が記されてました。
日本は1541年に発見!
夫は探検家達それぞれの航路をたどって地図上を歩くというコアな楽しみ方をしていました 笑
ベレンの塔
つづいて展望デッキからも見えたベレンの塔へ向かって歩きます。
かつてテージョ川を行き交う船の監視のために建てられ、税関、灯台の役割も持っていた世界遺産の塔です。
行ってみると搭の外には長蛇の列が…!この列に戦意を失った私たちは、内部見学を諦めました。
ただ、後で知ったのですが、この写真にうつってる列は「チケット買うための列」だったようで。リスボアカードを持っている私たちは入場無料&チケット引き換えのための短い列に並べばOKだったのでした…!もったいなかったです ><
ジェロニモス修道院
陸橋を歩いて駅の北側へ。ジェロニモス修道院にやって来ました。
航海者たちの偉業をたたえ、また航海の安全を祈願して建てられた修道院。こちらも世界遺産です。
修道院の入り口は写真奥の塔 (東搭) にあります。
教会は無料!
ジェロニモスも外まで列が出来てるぐらい大混雑でしたが、列は有料エリアのチケットを買うためのもの。建物に入ってすぐ右手にあるサンタ・マリア教会は無料(寄付歓迎)で見学できます。
ヤシの木をモチーフにしたとされる支柱と、天井のレリーフ。壮大で、でも装飾は細かくて、どこを見ても圧巻です。
ヴァスコ・ダ・ガマの棺。
有料エリアの回廊へ
正直、教会のみの見学でも満足できちゃうぐらい素晴らしかったです。でもせっかくリスボアカードを持ってるので有料エリアも見学しますね!
↑せこい。
ベレンの塔と同じくジェロニモス修道院にも2種類の列がありました。
- 回廊見学のためのチケットを買うための長蛇の列
- リスボアカードを持っている人がチケットに引き換えてもらうための列
引き換えの列はそんなに時間かからず進みました。さっそく入場してみます!
有料エリアのメインは修道院の回廊。
中庭を囲む2階建てのアーチ✨
ロープや貝など、海洋大国らしいモチーフの装飾がキレイでした!航海者たちが異国で見つけた果物とかもモチーフになっています。
回廊2階から先ほどの教会に入ると、聖歌隊席に出ます。少し高い位置から教会内部を眺めることができました♡
- ジェロニモス修道院 DATA
- Praça do Império 1400-206 Lisboa
- 最新の開館情報はこちらのサイトをご確認下さい
エッグタルトの原型が生まれた場所
この修道院は、ある有名なお菓子の発祥地でもあります。それはエッグタルトの原型、パステイス・デ・ナタ。
そのむかし修道僧の服の糊付けに卵白が使われていて、余った卵黄がもったいないという思いから作られたんだそう。
修道院のすぐそばにあるパステイス・デ・ベレンでは今も伝えられたレシピ通りの味を堪能できます♡
感想は別記事にしました
海洋博物館
続いて訪れたのはジェロニモス修道院の西側にある海洋博物館。
内部には航海者たちの肖像画や衣装、航海グッズなどが展示されています!
ここは西洋史マニアの夫にとってかなりツボな博物館だったようで。。
興奮冷めやらぬ夫と別棟に行くと、実物大の船や水上機がずらりと並ぶエリア。
世界ではじめて大西洋を横断した水上機、サンタ・クルス号(写真は別の船)などが展示されてました。
- Meseu de Marinha 海洋博物館 DATA
- Praça do Império, 1400-206 Lisboa
- 入場料€6.5 リスボアカードで3割ほど安くなりました
- 最新の開館情報は公式サイトをご確認ください
まとめ
ポルトガル栄華の歴史を感じるベレン観光。西洋史マニアな夫は人一倍楽しんでましたが、もちろん私も楽しかったです✨
ジェロニモスもベレンの塔も、チケットを購入するには大混雑が予想されます。
リスボアカードを持っていても結局引き換え列に並ぶ必要はありますが、その場で購入する列よりもだいぶ短かったので買って訪れてて良かったです。
ルート計画やチケット購入が不安な場合は現地ツアーに参加して訪れるのも選択肢。
現地に慣れたガイドさんが効率よい方法で案内してくれるためスムーズです☆
私も次回はベレンの塔の内部など今回訪れなかった所に行ってみたいし、発見のモニュメントも工事中じゃない時にリベンジしたいと思いました。