こんにちは!
今回はブダペストの地下鉄の乗り方とお得なチケットを紹介します。気づけばこのブログって乗り物の話ばかりですね(笑) でもオススメせずにはいられないぐらいブダペストの地下鉄が素敵だったんです 今回もよろしくお付き合いくださいませ!
この旅行の全体概要
- 友人との女2人旅
- 期間:2017年10月28日~11月3日
- 5泊7日でドイツ・オーストリア・ハンガリーを訪問
- ルフトハンザ航空エコノミー利用(ミュンヘンINブダペストOUT)
日程・費用の詳細はこちら
Contents
世界遺産の地下鉄!?
ロンドン、イスタンブールに続き、ブダペストの地下鉄は世界で3番目の1896年に開通しました。町の中心から市民公園を結ぶアンドラーシ通りの地下に建設されたメトロ1号線は、「アンドラーシ通りとその地下」という形で世界遺産に登録されています。
個性豊かな4路線
そんな1号線にはじまり、現在ブダペストには1号線 2号線3号線4号線 という合計4路線の地下鉄が走っています。
出典 BKK(ブダペスト交通局/画像は2018年投稿時のもの)
運行時間は路線によりますが、04:30~23:30頃が目安。3~8分ほどの間隔で運行しているので気軽に利用しやすいです。
※正確な運行時刻はサイトをご確認ください。
ブダペストで地下鉄を利用してみて ときめいたのが、各路線の車両デザイン♡
1号線 2号線3号線4号線と色分けされてるのはもちろん、駅や車両のイメージも路線ごとに分けられているのです。
「次はどんなデザインの電車だろう?」って、毎回の乗り換えが楽しみでした ♪
レトロ可愛い♡1号線
上述した世界遺産に登録されてる1号線。中心地からセーチェニ温泉のある市民公園を経由してメキシコ公園まで伸びる全長4.4kmの路線です。シンボルカラーは黄色。古くに作られただけあって地上との距離が近く、駅どうしの距離も短いです。
おもちゃみたいな黄色い電車
停車駅の内装は統一されていて、どの駅もレトロなタイル貼り+ドアや窓口は木製なのが印象的でした。
かっこいい正統派の2号線
市を東西に走る路線。シンボルカラーは赤。ブダペストはドナウ川を挟んでブダ区とペスト区に分かれているのですが、2号線に乗ればその両端を横断できるため観光に便利です。
近年はすべての駅と車両が新しいものに統一され、清潔な印象。
白黒の外装やドア上のBUDAPESTマークがかっこいい!
Széll Kálmán tér駅の長ーーーいエスカレーター
ヴィンテージ感あふれる3号線
市を南北に走る路線。シンボルカラーは青。地下鉄+バスで空港に行く場合などに利用します。
旧ソ連製の古い車両を使用。錆び感あって、無骨なかんじで、ちょっと薄暗い。
古い配管とかブリキが好きな私はこの路線の雰囲気がツボでした
ただ、3号線は老朽化のため現在改修工事中(2017~2020年予定)!一部駅で臨時バスによる代替え輸送になるのでご注意ください。
モダンで広々!4号線
東駅からドナウ川を超えて西南へ伸びる路線。中央市場やゲッレールトの丘に行くのに便利です。シンボルカラーは緑。
2014年に開通した新しい路線なので駅のデザインがモダン。博物館のようです。
車両は2番線と同じものを使用していてキレイでした。
トラベルカードと利用方法
そんなブダペストの地下鉄利用におすすめなのが、トラベルカードです。トラベルカードとは24時間/72時間/7日間いずれかの有効時間内で市内の地下鉄、トラム、バス、トロリーバス、郊外列車へーヴの乗り降りが自由になるお得なフリーパス。
もちろん普通に1回乗車券(シングルチケット)もあるのですが、調べてみるとルールがややこしくて・・例をあげると
- 乗車前に刻印が必要。
刻印を忘れて検札時に有効切符を提示できなかったら
高額の罰金が課せられる。 - 有効時間は刻印後80分以内。
- シングルチケットでの乗り換えルールが複雑。
地下鉄⇒地下鉄はOK、地下鉄⇒バスやトラムはNG、
バス⇒バスやトラム⇒トラムはNG。 - シングルチケットじゃなく乗り換えチケットなら
どの乗り換えもOK。 - トラムの停留所には
券売機が設置されてない場合があるので
多めに買って持ち歩いておく。
などなど。
たった1日の滞在のために複雑なルール全部を頭に入れるのも大変だし、毎回忘れずに刻印する自信がなかったのでトラベルカードを利用することにしました。
トラベルカードなら持ってるだけで有効時間内どの乗り物も乗り換え自由なので難しいルールを考えなくても大丈夫!金額的にも24時間で5回以上交通機関を利用するならトラベルカードがお得です。
- シングルチケット 350Ft (約170円)
- 24時間券 1650Ft (約810円)
- 72時間券 4150Ft (約2030円)
- 7日券 4950Ft (約2430円)
(2017年旅行時の金額)
私たちも滞在時間20時間ほどでしたが地下鉄・バス・トラムに計9回乗ったので、購入してて良かったです。
ちなみに「1日券」ではなく「24時間券」なので日をまたいでも使用できます☆
また、美術館などによく行く方なら交通費+観光施設の入場が無料または割引になるブダペストカードもあります。
- 24時間 €19
- 48時間 €29
- 72時間 €37
(2018年記事投稿時)
日程と相談しながらお得なチケットを選んでみてくださいね。
24時間券の買い方
24時間券は駅の窓口または券売機で買えます。窓口は駅によって見つけにくかったり閉まってる時間もあるので、ここでは券売機での購入方法をご紹介しますね。
地下鉄駅に行ったら、まずはこのような券売機を探してください♪
英語で操作するには画面下のイギリス国旗をタッチ。今回は24時間チケットを買うので、緑のマーク 24-hour Budapest Travelcard を選びます。
今から使用する時は From now を選択。
2枚以上買う場合は Pieces の欄で追加します。
金額を確認して、レシートが必要なら青いボタン、不要なら緑のボタンをタッチ。支払い画面に進みます。
現金・カードともに利用出来ましたが、10,000HUF以上の紙幣は利用できないのでご注意を。ヨーロッパの券売機は高額紙幣や現金が使えないことも多いので、クレジットカードを作っておくと安心です。VISAのエポスカードが無料なのに海外旅行保険(利用付帯)も付いててオススメ
VISAはカードを使える場所なら基本使えるので、今回海外用に初めて作る方はもちろん、既に他のカードブランドをお持ちの方のサブカードとしても◎ 海外キャッシングも出来るし持ってて損はないはずです✨
脱線しましたが地下鉄の話に戻りますね!料金を支払うと下の取り出し口からチケットが出てきます。
これで購入完了♪
地下鉄の乗り方
続いてホームに向かいます。
打刻が必要な切符はこちらの機械で刻印します。ちょうど駅員さんがいて「その切符なら打刻要らないよ」と教えてくれました。
このように切符に使用期限の記載があれば、刻印の必要はないようです!
構内の案内板やガイドブックで路線図を確認し、利用する路線番号(または色)をチェックしておきます。
出典 BKK(ブダペスト交通局/画像は2018年投稿時のもの)
構内各所に各路線の乗り場の案内表示が出ているので、自分が乗る路線番号にしたがって進むだけ!
ホームに行くとエレベーターの降り口や壁面などに終点駅名と停車駅名が表示されているので分かりやすいです。目的地の表示がある側のホームで電車を待ちます。
右端の青い服のおじさんは検札員。切符チェックのため到着電車を待ち構えています。
検札は改札の出口だったり、乗り継ぎ時に通るせまい通路だったり、とにかく唐突にはじまるので気が抜けません 笑
有効チケットを提示できなかった場合の罰金は、なんと16000Ft !! (約8000円)
チケットは絶対なくさないように注意しましょう。
電光掲示板の数字は、電車が到着するまでの時間。「あと3分で電車来るよ」っていう表示です。
電車が到着したら、ドアについてる丸いボタンを押して開きます。
車内や駅での食事、タバコ、自転車は禁止。
降りる時もドア横の丸いボタンを押してドアを開けます。
バスやトラムにも乗れる
トラベルカードならバスやトラムへの乗り継ぎも可能☆
地下鉄の出口には↑このようにバスの路線番号が案内されてるので、乗り換えも分かりやすいです。
バス乗り場はこんなかんじ。
前方ドアから乗って運転手さんにチケットを見せます。
次の停車駅案内に自分の目的地が表示されたら車内のボタンを押して降ります。降車時は後方ドアからでOK。
トラムはさらに簡単で、有効なトラベルカードを持っていれば刻印も提示もなく、ふらっと乗り降り出来ます。ドナウ川の両岸を頻繁に走っているので、歩き疲れた時に見かけたら足代わりに乗ってみてはいかがでしょう♪
空港~市内の移動には利用できる?
空港~市内の移動方法はいくつかありますが、路線バス200E+地下鉄を乗り継いで行く場合はトラベルカードで乗車できます。
空港のバス乗り場から200Eのバスに約30分乗り、Kőbánya-Kispest駅で地下鉄3号線に乗り換え、北上して市内に出るという方法です。
※2017~2020年は地下鉄3号線が工事中なのでバスによる代替え輸送になる可能性があります。
ターミナル2Aと2Bの間にバス乗り場と券売機があります。ここでトラベルカードを買って市内に出れば、その後の観光にも利用できて便利☆
ちなみに空港~市内の移動には100Eというシャトルバスもありますが、こちらは900Ftで専用切符を購入する必要があります。トラベルカードは利用できないのでご注意ください。
空港~市内の移動方法詳細は別記事にて
まとめ
東駅前に宿泊していた私たちはブダペストのどこへ行くにも乗り物が必須でした。特に夜景がきれいなブダ王宮やゲッレールトの丘は歩いて登ると時間がかかるので、交通機関利用が便利です。
そんな中、路線ごとに変わる地下鉄デザインは移動時のささやかな楽しみでした♡ 中でもレトロな世界遺産の地下鉄 「1号線」は乗ってみる価値あり!
トラベルカードなら切符の買い方も乗り方も簡単なので、ぜひぜひ利用してみてくださいね。