こんにちは!なっつです。
2018年夏ベルギー旅行。3日目はブリュッセルから電車でオランダのゴーダとロッテルダムを訪れます。
この記事では列車での移動方法と利用した様子を記録したいと思います。同様のルートで鉄道移動する方の参考になれば幸いです♪
Contents
ベルギーとオランダの移動手段
ベルギーとオランダは陸続き&入国審査不要なので、電車やバスで気軽に移動できます。
特に今回訪れるロッテルダムやゴーダはオランダの中でも南部(ベルギー寄り)に位置するためブリュッセルからでも日帰りしやすい街です♪
ブリュッセルBrussels~ロッテルダムRotterdam間の公共交通機関としては
- 国際高速列車タリスまたはユーロスター:
所要約1時間10分/ブリュッセル南駅から発着 時刻検索と予約(英語) 日本語予約 - 急行列車IC:
所要約2時間/ブリュッセル北・中央・南駅から発着 時刻検索と予約(英語) - バス(FLIX):
所要2~3時間/ブリュッセル北駅または南駅から発着 予約サイト(英語)
などがあります。一番安いのはバスですが、今回母と一緒だったので体力的に除外。かと言ってタリスは金額的に厳しいし、ユーロスターは便数少なく希望の時間帯がありませんでした。
タリスもユーロスターも早期予約なら通常料金よりお得に買えます!
私は調べたタイミングが遅くて逃しましたが><
ということで、金額手頃で便数も多い急行列車IC(インターシティ)で訪れることにしました!ICは高速列車よりも所要時間かかるけど、それでもロッテルダムまで2時間なら許容範囲✨
ブリュッセル中心部に宿泊していた私たちにとって中央駅から発着する点も決め手でした。
ちなみにチーズで有名なゴーダGouda(オランダ語でハウダ)もロッテルダムでICまたはSprinter(普通列車)に乗り換えて所要20分前後。ロッテルダムとセットで訪れやすい町です☆
急行列車ICに乗車!
それでは、利用当日の流れをレポートしますね!
ブリュッセル中央駅で
私たちはブリュッセル中央駅から乗車しました。
ブリュッセルには3つの主要鉄道駅(北・中央・南)があり、タリスやユーロスターなどの高速列車はブリュッセル南駅のみの発着ですがICは中央駅や北駅にも発着しています
国際列車の切符は券売機では購入できず当日購入は窓口に並ぶ必要があります。
ただ窓口は列が出来ている事もあるので、事前オンライン購入してると当日スムーズです。
クレジットカード(VISA、マスター、AMEX)があれば国鉄サイトから予約可能。なお、ICにも嬉しいことに早割があります!
タリスの早割は逃した私ですが、ICは利用日7日前までのオンライン予約でけっこう安くなりました。私が旅行した時点(2018年夏)の価格例でいうと
- ブリュッセル~ゴーダ:通常€32→早割€22
- ロッテルダム~ブリュッセル:通常€29→早割€19
ひとり片道€10も安く買えました♥
チケット検索と購入の方法は別記事をどうぞ
電光掲示板で乗車する列車のホームを確認。ベルギーの駅には空港駅を除き改札がないので有効チケットを持ってればそのままホームに直行してOKです。
今回は⇧この空港経由DenHaag行きに乗ってロッテルダムに向かいます!
ロッテルダムへのIC列車内
2等車を予約してたので「2」の表示がある車両へ。ドア横の丸いボタンを押すと扉が開きます。
席は自由席。さすが高身長国オランダはヘッドレストの位置も高い…!
折りたたみテーブルあり。Wi-fiは使えませんでした。
空港駅を経由する電車だからかスーツケース用の棚付き☆お手洗いもありました。
あと、途中で車内検札が行われます。有効切符を持っていないと罰金対象になるので、切符は失くさないようにしましょう!
乗り換え:ロッテルダム駅
乗り換えのロッテルダムは、とっても大きな駅でした。
2階のホームから1階におりると小型スーパーやカフェ、チョコレートショップ(大好きなレオニダス♡)が並んでます。
改札そばにあるHEMA。
可愛いお菓子や雑貨、化粧品などが売られ、どことなく日本のソニプラを思い出す雰囲気でした
ゴーダ行き列車内
続いてゴーダ行きの列車に乗り換え。ゴーダチーズカラー(?)のキレイな2階建て車両です✨
オランダではワンちゃん連れて乗車してる方をよく目にします。お利口で静かに座ってました♡
2等でも広くてテーブル付き。この列車はWi-fiも使えて快適でした!
ゴーダ駅にて
約20分でゴーダ到着。降りる時も車内ドア横の丸ボタンを押して開きます。
ベルギーと異なりオランダは改札ゲートのある駅が多いです。
丸いイラスト部分にチケット記載のQRコードをタッチすると、ゲートが開いて通れます。
改札の通り方はオンライン購入したチケットにも記されてました。
コンパクトだけど綺麗らしいゴーダ駅。売店やコロッケ自販機がありました。
遅延も念頭に…!
ここまでさらっと乗車レポートさせて頂きましたが…今回の日帰り旅、実は全然スムーズではありませんでした。というのも、行きも帰りも電車が遅れたんです!!
往路の遅延
まず往路は、チーズマーケット開始40分前にゴーダへ到着するようにプランを組んでいました。
- ブリュッセル中央:6時50分発
- ↓
- ロッテルダム:乗り換え時間5分
- ↓
- ゴーダ:9時20分着
- ※時間はざっくり10分刻みで記載してるので時刻表とは異なります
ところがブリュッセル→ロッテルダムの途中にあるブレダBreda駅で突然「20分停車します」のアナウンス。ロッテルダム到着が20分遅れたので5分で乗り換え予定してたゴーダ行き列車にも当然間に合わず、次の列車まで待つことに。
結果ゴーダ駅には10時過ぎの到着。既にチーズマーケットは始まってしまってました。。
早めに着く電車選んだのになぁ。。
復路の遅延
でも30分程度の遅れで済んだ往路は、まだマシでした。
ゴーダを観光したあとはロッテルダムに普通列車で戻ってたので、復路はロッテルダム→ブリュッセル中央駅を予約してました。
- ロッテルダム:18時10分発
- ↓
- ブリュッセル中央:20時着
- ※時間はざっくり10分刻みで記載してます
それがロッテルダム駅で掲示板を見てみると…
なんと乗るつもりの列車の欄にCancelledの文字!
Delayed(遅延)ならまだしも、キャンセルとは一体!?
隣で掲示板を眺めてた地元っ子に聞いてみたところ、鉄道会社の人員が少ない時とかダイヤが乱れてきた時には電車が運行中止になるらしいです。
ちなみに今回の中止理由も聞いてみると、その答えは
↑これ、ヨーロッパで出会った名言(迷言)のひとつです^^;
日本でも大雪とか台風の時に本数が減ることはあるけど、ベルギーやオランダでは、こういった間引き運転がごく日常的に行われるそう。
⇧ちょこちょこ赤文字(遅れやキャンセル情報)が目立つ掲示板!
まぁキャンセルになったものは仕方ないので、構内で時間をつぶして1時間後のIC列車に乗り込みました。
「これでやっとブリュッセルに帰れる!」と安心したのも束の間…発車後しばらくすると徐々にノロノロ運転になっていき、
「10分遅れて運行しています」のアナウンス。
そしてノロノロ運転はその後も続き、
「20分遅れます」
「30分遅れます」
最終的に50分遅れになりました(笑)
赤い文字は「0時間51分遅れ」の意味
運行中止の時間も合わせると、計画よりも2時間遅れてのブリュッセル到着です。あとに大事な予定入れてなかったのがまだ救いでした。(ブリュッセルで晩ごはん食べる時間がなくなっちゃったけど)
徐行中の車内ではブリュッセル空港に向かってたらしき旅行客が
って乗務員さんに嘆いてました。フライト前の電車遅れは気が気じゃないですよね!><
ツアーの集合やフライトなど絶対はずせない予定の前は、列車やバスでの長距離移動は避けるべきなのかもしれません。特に帰国日の朝なんかは空港のある街に泊まってるのが無難だと思います。
アムステルダム市内~空港やブリュッセル市内~空港のような都市部の近距離路線なら比較的遅れ少なく本数も多いし、最悪タクシーで向かうことも出来るので☆
ちなみに最近になって知ったのですがタリスなどヨーロッパの列車では大幅な遅延の際に
返金を受けれる場合があるとのこと。
列車の種類や遅延した時間に応じて対応は変わりますが、窓口やWEBで確認してみるのも良いかもしれません。
まとめ
ということで!後半ただの愚痴みたいになっちゃいました。
実は今回の旅行、この日だけじゃなく前日乗ったブリュッセル→ブルージュでも、翌日乗ったリエージュ⇔バルボーの往復、リエージュ→ブリュッセルでも、運休や30分~1時間の遅延に巻き込まれました。むしろ何事もなく移動出来たことのほうが少なかったです(笑)
私個人的には「列車遅れぐらいのプチトラブルは海外旅行の醍醐味!」と考えるようにしてます 。日本の列車の正確さが特別スゴいだけなのだと。
ただ、これだけの頻度で遅れるってことは遅延ありきで旅程を立てるほうが良いと感じたので、今回の経験談を書かせて頂きました!
ベルギーやオランダの列車は乗り方自体は分かりやすく、気軽に国内国外いろんな場所へ行くことができます♪
- 乗り換え時間に余裕を持つ
- 大事な予定の直前は長距離移動をなるべく避ける
遅延・運休のリスクも念頭に置きつつ、今後も利用したいと思います。
ベルギー旅行でお世話になったガイドブック