【2024最新】フィンランド・ヘルシンキで『かもめ食堂』ロケ地めぐり




 

こんにちは!なっつです。

ヘルシンキ旅行中に大好きな映画『かもめ食堂』のロケ地をめぐりました。映画に登場する撮影場所とそれぞれの行き方をまとめて紹介します。

※2024年8月にフィンランドを再訪したので最新情報に更新しました!

ヘルシンキの魅力がいっぱい『かもめ食堂』

『かもめ食堂』は2006年に公開されたオールフィンランドロケの日本映画。

ヘルシンキで食堂を営む日本人女性・サチエさんと、そこに集まってくる人達とのゆるやかな交流が描かれています。

くすっと笑えてほっこりするストーリーと、お腹がすくおいしそうな料理たち。ヘルシンキの魅力がたっぷり詰まった素敵な作品なので、フィンランドを訪れる方、訪れた方には是非見て頂きたい映画です♡

メインロケ地はヘルシンキ中心部

映画に登場する場所のほとんどがヘルシンキ中心部に集中しているので、気軽に訪れることが出来ます。

画像内緑の線はトラム2+3番線というヘルシンキのメイン路線。2番線と3番線は繋がっていて、途中切り替わりながら8の字に巡回してます。

ヘルシンキのトラム

ロケ地の最寄り停留所は偶然にも全てこの路線沿いにあるので、トラムの乗り方さえマスターすればスムーズに周れます。片桐はいりさん演じるミドリさんのように、街並みを眺めながらぜひトライしてみてください!

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以下で①~⑥各スポットと最寄りのトラム駅を紹介していきますね。

①ラヴィントラかもめ Ravintola Kamome

ヘルシンキのかもめ食堂

まずは物語の舞台である「かもめ食堂」。映画と同じ場所で実際に営業しています。

ヘルシンキのかもめ食堂

以前は映画よりも少しごちゃっとした食堂でしたが、2016年春にリニューアルオープン。現在は『かもめ食堂』の世界観そのままの内装と家具が取り入れられています。

ヘルシンキのかもめ食堂

ヘルシンキのかもめ食堂

ヘルシンキのかもめ食堂

メニューは日本食とフィンランド料理。おにぎりやとんかつもあります。かつ丼、円安も相まって3000円以上したけど、ここに来たら日本食たべちゃいますよね(笑)

ヘルシンキのかもめ食堂

お店まわりの閑静な雰囲気も映画のままでした!

かもめ食堂の前の道 サウナ帰りのシーンを再現する母たち

ヘルシンキのかもめ食堂

最寄:トラム3番線Viiskulma

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②「カフェ・ウルスラ」 Cafe Ursula

ヘルシンキのカフェ・ウルスラ

続いて訪れたのは、海に面して建つ「カフェ・ウルスラ」。みんなでビールを飲んで休日を過ごすシーンで登場しました。

ヘルシンキのカフェ・ウルスラ 映画の画像が使用できないためミーハー女たちの再現でご容赦くださいませ(笑)

かもめ食堂に比べると観光地化されていなくて、日本人も少ないです。地元の人たちがお茶や読書をしたり、お酒飲んでくつろいだり。海を眺めながらゆっくりできます。

ヘルシンキのカフェ・ウルスラ

映画のサチエさん達のように日光浴も素敵ですが、ここにはぜひ夕暮れ時に訪れて頂きたいです。ヘルシンキの南端に位置するこのカフェでは、お天気良い日はとってもキレイなサンセットが見られるからです。

ヘルシンキのカフェ・ウルスラ

カフェの前の石塀はおそらく、もたいまさこさん演じるマサコさんがかもめに餌をやっていた場所

トラムで訪れるにはOlympialaiturimかKaivopuistoで降りて南へ。お店まで景色の良い遊歩道が続きます。

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ちなみに、カフェからさらに海岸に沿って西へ進むと、海辺に並ぶ洗濯場があるMerikatu通りに出ます。ミドリさんが地元男性と張り合って自転車をこいでいた場所です。

③「カフェ・アアルト」とエスプラナーディ通り

ヘルシンキのカフェ・アアルトカフェの流れでもう1軒、「カフェ・アアルト」も紹介します。フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトがデザインしたアカデミア書店2階にあります。

ヘルシンキのカフェ・アアルト

サチエさんとミドリさんがはじめて出会った場所ですね。店内も店員さんもスタイリッシュでお洒落なこの空間で『ガッチャマンの歌』熱唱する日本人がいたら、そりゃ注目の的ですよね(笑)

最寄:トラム3番線他 Ylioppilastalo

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また、このアカデミア書店が位置するエスプラナーディ通りは、ヘルシンキ随一のショッピングストリート。

ヘルシンキのエスプラナーディ通り

細ながい公園の両脇にフィンランドの有名店が軒を連ねています。マサコさんが服を調達しに訪れたマリメッコの店舗も近くにありますよ!

ヘルシンキのエスプラナーディ通り

ガッチャマンの歌詞を思い出せないサチエさんが歩いていた道でもあります。

④エテラ港

ヘルシンキのエテラ港

エスプラナーディ通りを東に抜けると港に出ます。物語の冒頭や合間に出てくる海の風景は、大体このエテラ港で撮影されています。フィンランドのかもめ、本当にデカいです。

ヘルシンキのエテラ港

「私の荷物、まだ届かないかしら」

と、マサコさんが何度も電話していた場所。私たちの旅は、はからずもロストバッゲージに遭うところまで映画に倣ってしまいましたが…。

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⑤ハカニエミ・マーケット Hakaniemen Halli

ヘルシンキのハカニエミマーケット

サチエさんが買い出しに訪れていたハカニエミマーケット。野菜やキノコ、ベリーなどのお店で賑わいます。

ヘルシンキのハカニエミマーケット

マーケットホール屋内に入ると生鮮食品やパンを売るお店が並びます。

ヘルシンキのハカニエミマーケット

この写真は改装前のもの。ミドリさんがトナカイ肉を購入していたお肉屋さんもありましたが現在はリニューアルされています。

最寄:トラム3番線他、地下鉄 Hakaniemi

ここは中心部から少し距離があるのでトラムまたは地下鉄で訪れるのがおすすめです。

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⑥ウヨンカツの公共プール※休業中

2024年現在リノベーションのため休業中ですが、サチエさんの通うスイミングプールもヘルシンキ駅の近くにあって実際に泳ぐことができました。映画でもレトロな内装が印象的でしたが、それもそのはず。なんとフィンランド最古のプールなのです。

わたし
ここでのラストシーン、大好きです♡

映画と異なるのは、曜日によって男女入れ替え制となるため地元の皆さんが裸で泳いでる点!営業再開したあかつきには、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう…!

最寄:トラム3番線他 Ylioppilastalo

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⑦ヌークシオ国立公園

ヌークシオ国立公園作品のメインビジュアルとなっているヌークシオ国立公園。キノコ狩りのシーンにも登場した穏やかで美しい森です。


ヌークシオ国立公園
ここだけはヘルシンキではなく、隣町エスポーに位置します。まず近郊列車(コミュータートレイン)でエスポーEspooまで行き、245番のバスに乗り換えて訪れます。

ヘルシンキ中央駅から公園入口まで片道1時間~1時間半。湖の周りのトレッキング道を散策することになるので、たっぷり時間を取って、歩きやすい靴で向かいましょう。

個人で訪れるのが不安な方、フィンランドの自然をより深く楽しみたい方は、ヘルシンキ発着のハイキングツアーも選択肢。

GetYourGuide

こちらのサイト GetYourGuide は渡航先での豊富なオプショナルツアーを検索・予約できます。右上のプロフィールボタンから日本語表示も可能で、「ヌークシオ国立公園」で検索するとヘルシンキ発着のガイドツアーがいくつか見つかります。

わたしも2024年に地元っ子の案内でヌークシオ国立公園を散策したのですが、自分だけでは気づかなかった動物や鳥、植物を見つけて教えてもらえたり、ブルーベリーを摘んで食べたり、フィンランド人流・自然の楽しみ方を知れて本当に素敵な経験ができました!

まとめ

以上、ミーハー女達による『かもめ食堂』のロケ地めぐりでした。

ヌークシオ国立公園以外のロケ地はすべてヘルシンキ中心部に集まっていて、観光ついでに立ち寄りやすい場所ばかりです。

ヘルシンキのハカニエミマーケット

今回訪れたロケ地はもちろんなのですが、ヘルシンキという町全体が『かもめ食堂』の空気感そのものでした。首都とは思えないぐらいゆったりした時間が流れてて、雑音少なく素朴でシンプルなかんじ。映画の登場人物たちが、この町に惹かれて集まってくるのも納得です。

日本からの直行便もあるフィンランド・ヘルシンキ。ぜひ『かもめ食堂』の雰囲気を味わいに訪れてみてくださいね。

フィンランドに持って行きたいガイドブック

ロケ地情報あり!映画公開時のパンフレット

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