北欧デザインの代表格といえば、フィンランド発のテキスタイルブランドmarimekko(マリメッコ)。今回はヘルシンキを旅行するなら訪れたいマリメッコ本社アウトレットについて紹介したいと思います。
※2024年8月にフィンランドを再訪したので最新情報に更新しました!
フィンランドブランド・マリメッコとは?
フィンランド語で「マリちゃんのドレス」を意味するmarimekko。洋服にとどまらずキッチン用品やステーショナリーなど幅広く展開する、言わずと知れたテキスタイルブランド。
▲ヘルシンキを旅行してると、至る場面でその柄を目にします
マリメッコは日本を含め約40の国に直営店があります。これだけ世界に進出しているにも関わらず、出荷先の殆どを今でもフィンランド国内が占めているそう。フィンランドの人にとってのマリメッコは昔も今もずっと身近な存在で、ごく自然に日常に取り入れているんだという感じがしました。
行き方は?
ヘルシンキ郊外にある本社工場は、そんなマリメッコの商品を安く買える場所として大人気!ヘルシンキ中心部から7kmほど東のヘルット二エミというエリアに位置します。
ヘルシンキ中央駅から地下鉄を利用するのが便利。行き方をご紹介しますね。
ヘルシンキ中央駅前に、地下鉄の入り口があります。赤いカラーとMマークが目印です。エスカレーターを下って、切符売り場と改札がある階へ。Helsingin rautatieasema(中央駅)~Herttoniemi(マリメッコファクトリーの最寄り)の運賃は券売機での購入なら片道€2.95。乗り放題券デイチケット(€9)があればトラムも地下鉄も乗車できるので便利です。
Herttoniemi ヘルットニエミ にはMetroでVuosaariかMellunmaki方面に乗車。路線図はHSLのサイトから見ることができます。
オレンジを基調とした車両に揺られること約10分。
駅に着いたら路線バスのターミナルがあるほうの出口 Ulos B に出ます。
駅からショップまでは歩いて約10~15分。
出口を背に右側を見ると、道路を挟んで橋が見えます。
高速道路の上に架かる橋、ここを渡ってまっすぐ進みます。
左手にマックとシェルの看板が見えてくるので左折。
遠くにガラス張りの建物(VOLVO)が見えたら、もうすぐ!
木でほぼ隠れちゃってますが、一応マリメッコの看板出ていたんですよね(笑)ここを右折しVOLVOの手前の小道へ入っていきます!
灰色の建物が見えたら、マリメッコ本社到着です。
世界のマリメッコ本社としては質素な印象を受けながらも、いざ中に入ってみると一面マリメッコの世界にやはりテンションあがりました!
本社1階に通常のショップと、奥にはシーズンを過ぎた柄や現行品のサンプルが売られるアウトレット店が併設されています。売られている商品はそのタイミングにより色々ですが、中には日本の1/4ほどの価格で売られているお買い得品も!
マリメッコ食器でランチができる社員食堂
建物内にはマリメッコの食器でランチを楽しめる社員食堂maritoriもあります。
サラダビュッフェ式で13.5~14.9ユーロ。北欧の外食費相場を考えると、かなり良心的なのではないでしょうか。
ランチはメインディッシュ付きか、スープとサラダビュッフェのみかを選べます。
わたしはメインディッシュなしのスープランチにしましたが、サラダの種類が多くバゲットもあり、十分お腹いっぱいになりました。
フィンランドは水がきれいだからか、生野菜が驚くほど新鮮です。マリネや野菜グリルなど味付けされた副菜も並び、どれも本当に美味しかったです!
この日は濃厚でクリーミーな、きのこのポタージュ。
ビュッフェにはデザートやコーヒー、紅茶も含まれて、かなり満足度が高かったです。買い物の合間にここで腹ごしらえおすすめです。
公式ページに営業時間(ショップのオープン時刻と異なります)と1週間の献立が紹介されてるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
2Fのオフィスは観光客立ち入り禁止となっていますが、この食堂に行けば、お洒落なマリメッコ社員の休憩風景をかいま見ることが出来るかもしれません。
まとめ
マリメッコをはじめ北欧のテキスタイルに共通して感じるのは、カラフルで大胆な柄が多く、それでいてどこか落ち着くという点。森や動物、食べ物など、自然や身近なものをモチーフに取り入れているからかもしれません。
温かみあるテキスタイルデザインに触れて、ますますフィンランドという国が魅力的に思えました!中心部からは少し離れますが、ヘルシンキを訪れたらマリメッコファクトリーまで足をのばしてみてはいかがでしょう。