こんにちは！なっつです。
リモートワークの普及により場所に囚われない働き方が注目される昨今。私も昨年から仕事と休暇を兼ねたワーケーションスタイルの旅を実践しています。※2021年6月現在お休み中
Wi-Fi環境のあるホテルに滞在して個室や共用スペースで集中したり、気分を変えてカフェにPC持ち込んだり。自宅やオフィス以外の環境で仕事することは旅好きな私の性分に合っているようで、作業もはかどります♪
ただ、外でPC仕事をするうえで気になるのはセキュリティ面ですよね。今回は私がセキュリティ対策に利用したNordVPNについてレビューします！
Contents
ホテルの無料Wi-Fi利用は要注意
ワーケーションをする際はポケット型Wi-Fiなど持参して自分の回線を使うのが1番安心ですが、容量や料金の関係でホテルやカフェのフリーWi-Fiを活用したい方も多いと思います。
私もワーケーションの宿を探す際、個室に無料Wi-Fiがあることは必須条件。ただ、ひとくちに「高速Wi-Fi完備」「無線LAN利用可能」と書かれていても、実際訪れてみるとその形式やセキュリティ面は様々でした。
ちゃんと部屋ごとに異なるルーターを設置し、コンスタントにパスワードを変更しているビジネスホテルがある一方で、
- ホテル独自のものではなく街が提供する公衆フリーWi-Fiを導入
- 利便性重視でパスワードなどの認証なく利用できるもの
- SSIDとパスワードが誰でも分かる場所に掲示されている
- パスワードが長らく変更されていないor想像しやすい
などなど、「ここでネットに繋いで大丈夫かな・・・？」と不安になる宿も結構ありました。
公衆フリーWi-Fiは誰でも気軽に接続できて便利な反面、危険も伴います。
暗号化されていないものが多く個人データをのぞき見られる可能性もあるし、なりすましWi-Fi(悪意のある第三者が実在する無料Wi-Fiに似せて作ったアクセスポイント)に繋いでしまうことで、アカウント情報を盗み取られるかもしれません。
また、たとえホテル独自のパスワードが設定されていても、それが外部に公開されていたり、容易に想像できるもの(ホテル名や電話番号等)だと、結局パスワードがないのと同じ心配が残りますよね…
それで使い始めたのが、VPNプロバイダの1つである NordVPN でした。
NordVPNって？
VPNの仕組みについてはIT関係のサイトで詳しく解説されているのをご覧いただくほうが分かりやすいと思うのですが、ざっくりと言うならばネットワーク通信をプライベート化することです。
出典：NordVPN
通常のネットワークを誰もが行き交う「公道」とするなら、VPNは暗号化された「トンネル」を通るイメージ。IPアドレスを隠して「誰がどこからどこへ向かっているか」分かりにくくします。トンネルを通る各データは、もし第三者が盗み見ても解読できない様に複雑に暗号化されます。
VPNには無料で提供されるものもありますが、企業側が利用者の通信データを悪用する恐れや暗号化の脆弱性、通信速度の遅さなどが指摘されます。
その点NordVPNはノーログポリシー(利用者のIPアドレスや接続先情報などを企業側が追跡・保管しないこと)を宣言していて、プライバシー保護を徹底。高い暗号化技術は多くの有名企業内でも推奨されています。また、59カ国5400ものサーバーから選んで接続できるので、通信速度もVPN業界トップレベル。
月額料金が要りますが長期契約の場合1ヶ月あたり500円ちょっとなので、割と良心的なのではないでしょうか✨
- 1ヶ月プラン：1ヶ月あたり1256円
- 1年プラン：1ヶ月あたり517円(合計6202円)
- 2年プラン：1ヶ月あたり514円(合計12337円)
(2021年5月確認時 / ドル換算なのでタイミングによって変動します)
年単位での利用を考えている方にとっては導入しやすい金額だと思います。
また、1アカウント契約すれば最大6台の端末でVPNを同時接続できるのも嬉しいポイント。
今まで私はPCのセキュリティばかり注意していましたが、むしろ日常的に色んな場所へ持ち歩くスマホやタブレットこそ危険に晒されやすいので、VPN対策できるのは有難いですね。
登録＆使い方はシンプル
そんなNordVPNの登録と使い方は、とっても簡単でした！
- 公式サイトでプランを選んで支払う
- 登録したアドレスにメールが送られてくる
- パスワードの設定
- ダウンロードしてインストール
- アプリを開いて接続
以下で私が実際にWindowsから登録した手順をシェアしますね。
Windowsでの登録＆接続方法
まずは 日本公式サイト【Nord VPN】 にアクセス。
英語で表示される場合は画面1番下までスクロールすると言語を切り替えることが可能です。
右上もしくは左下の赤いボタンをクリック。
契約したいプランを選んで支払い画面へ。
接続する国の選択とアカウントに使用するメールアドレス、カード情報などを入力して支払います。
登録したアドレス宛に英語メールが送られてきたらパスワードを設定し、セットアップ完了。画面の指示に従ってダウンロード＆インストールを進めていきます。
インストールが完了したら、デスクトップにアイコンが追加されました！ 開いてログインするとサーバーを選べます。
サーバーは現在いる場所に近い国を選べばOK。私の場合は日本にいるので、サイドバーの国名から Japan を選ぶか、マップから日本の位置をクリックします。
画面下部の表示が Connected to Japan に変わりました！これでVPN接続されています。
Androidでの登録＆接続方法
続いて同じアカウントでAndroidスマホも接続します。
PC用画面から、左上にある Get VPN for mobile ボタンをクリック。
入力したアドレスに案内メールを送れます。
メール内の対応機種の Download ボタンをクリックすると、アプリストアに飛ぶのでNordVPNをインストール。
スマホにもアイコンが追加されました！
あとはPC同様にパスワードでログインしてサーバーを選ぶだけ♪ ちなみにPC版は英語でしたがスマホアプリでは日本語のようです。
スマホも接続完了しました！
使ってみた感想
実際使用してみた個人的感想をつづります。
アプリやサポートは英語
まずはサイトの概要ページとスマホアプリは日本語表示できますが、PC画面、設定、送られてくるメール、サポートなどは全て英語になります。分からない文は翻訳機能を使えば問題ありませんでしたが、最初慣れるまでは少し手間取りました。
速度は遅くなる？
一般的にVPNサーバーを経由すると通常の接続に比べ速度が低下すると言われていますが、NordVPNに関しては気になるほどの低下は見られませんでした。ご参考までに、同じ条件下で状態で速度テストやってみました！
左：通常時のPC 右：VPN接続時のPC
左：通常時のスマホ 右：VPN接続時のスマホ
「そもそも通常時が壊滅的に遅くないか？」というご指摘は置いといて(笑)、PCもスマホもVPN接続時のほうが少しだけ遅くなった程度ですね。
時々つながらないことも
速度よりもむしろ気になったのは、時々接続がオフラインになったり、一部サイトで接続エラーが起こることでした。そんな時は別のサーバーに切り替えてみたり、設定画面からプロトコルを変更したら繋がる場合があります。
実をいうと私が運営している当ブログもVPN経由だと接続エラーで閲覧・編集できなくて焦ったのですが、
これはおそらくブログ内にアドセンス広告を入れているためだと思われます。設定画面からCyberSec(広告サイトをブロックする機能)をオフにすると開くようになりました。
NordVPNに限らずVPN自体に対応してないサイトもあるようなので、どうしても無理な時はVPNを一時停止して接続しています。
Disconnectをクリックすると、停止時間が選べます。
海外サイトが見れた！意外なメリット
VPN接続だと見れないページがある一方で、VPNを導入したことで見れるようになったサイトもあります。
例えば私はヨーロッパの鉄道サイトの乗り換え案内を見ながら妄想旅することが好きなのですが(変な奴ですみません)、海外のサイトは日本のIPアドレスからだとブロックされてしまうことがあります。
これはVPNに接続していない状態。デンマークの鉄道会社DSBのサイトにアクセスしてみるも、いつも接続エラーで表示されなかったんですね。
そこでVPNを導入後、試しにデンマークのサーバーに接続してみました。
そのうえで先ほどの鉄道サイトにアクセスしたところ・・・
スムーズに接続できました！！これは嬉しいです。
自分の現在地に関わらず世界中のサーバーに接続できるので、今後海外旅行の計画立てる際にも役立ちそうですし、逆に海外旅行中に日本のサイトへアクセスするにも重宝しそうです。
まとめ
ワーケーションを実際に始めるまでは「ノートPCさえあれば世界中どこでもノマド的に働ける！」と思っていたのですが、実際始めてみるとノートPCにプラスして安全な通信環境というのも必須条件でした。
NordVPNは
- プライバシー保護や暗号化技術の高さに定評がある
- 速度的に問題なく使えて接続操作も簡単
- 長期で導入しやすい金額
という点でオススメです。
繋ぐサイトによっては接続エラーが起こり不便を感じることもありますが、外で仕事をする以上セキュリティ対策のほうが大事なので、今後も利用続けたいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました！
