こんにちは!
突然ですが、オーストリアのスイーツというと何が思い浮かぶでしょう?
きっと、ザッハトルテをイメージする方が多いのではないでしょうか✨
私もオーストリアへ行ったら老舗のカフェで本場のザッハートルテを食べるのがずっと憧れで、今回の旅行でその夢が叶いました♡
有名な老舗2店で食べ比べた感想と店舗の紹介、日本へのお得な持ち帰り方法をシェアしたいと思います。
Contents
2大ザッハトルテの老舗
ザッハートルテはオーストリアのカフェやケーキ屋に行けばすぐに見つけられますが、なかでも有名なのがカフェ・ザッハー Sacher とデーメル DEMELです。
カフェ・ザッハー Sacher
ザッハートルテ発祥の店。このカフェでフランツ・ザッハー (なんと当時16歳!) が考案したトルテが評判となり、ザッハートルテとして広まりました。
店舗はオーストリア国内のみ。
- ウィーン本店
- ザルツブルク店
- インスブルック店
- グラーツ店
ウィーン本店はいつも混んでいると聞いていたので、私たちはザルツブルクの店舗に訪れました。
カフェ・ザッハー ザルツブルク店
朝7:30だったこともあり、お店を出る直前までお客さんは私たちだけ。
ザッハートルテ €6.9 (2017年旅行時)
チョコレートはすごく濃厚!砂糖のシャリシャリ感が分かるぐらい甘いです☆スポンジとチョコレートのあいだには3層のアプリコットジャム。フルーティーな甘酸っぱさがしっかり効いていて、ガツンときました。
砂糖の入ってないホイップクリームが添えられているので一緒に食べることでマイルドに、食べやすくなります。
飲み物はホットチョコレートを注文。€4.8 (2017年旅行時)
しかもクリーム添え。味がケーキとかぶってしまいました(笑)
ケーキが濃厚なのでブラックコーヒーや紅茶の方が合いそうです!
- Café Sacher 店舗DATA
- ●ウィーンWien本店
- Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien
- 8:00~24:00 (無休)
- 最新情報はサイトをご確認ください
- ●ザルツブルクSalzburg店
- Hotel Sacher, Schwarzstraße 5-7, 5020 Salzburg
- 7:30~23:00 (無休)
- 最新情報はサイトをご確認ください
デーメル DEMEL
ヨーロッパに大帝国を築いたハプスブルク家。その皇帝や貴族たちも通ったという、伝統ある洋菓子店がDEMELです。
1799年にはウィーン王宮御用達菓子司に指定されました。「オリジナルザッハートルテ」をめぐってザッハーと裁判で争ったことも。*詳細
店舗はウィーン本店と空港にカフェが入ってるのみ。昔あったザルツブルク店は閉店してました。なので私たちはウィーン本店へ。ここでも混雑を避けて朝から向かいます。
DEMEL お土産コーナー
お店に入るとまず目に飛び込んでくるのがたくさんのケーキとお菓子たち。デーメルは、ザッハトルテに限らず洋菓子店として人気です。その種類の多さはウィーンで1番と言われるほど。
入り口右手にあるお土産コーナーには皇妃エリザベート(シシィ)の好物だったスミレの砂糖漬けや、猫のパッケージで有名なソリッドチョコなどが並んでいます。
DEMEL カフェコーナー
カフェコーナーに行くには正面奥にある階段へ。
オープンの8時に行ったので並ばず入れましたが、私たちがお店を出る10時には7組ほど待っている人達がいました。さすが人気店ですね✨
テーブル席へ行く途中には、ザッハトルテ作りの実演を見学できます。
ケーキ以外にサラダやサンドイッチも食べられます。火を通すタイプの軽食はランチからとのこと。
店内で食べる場合の注文方法にちょっと手間取ったのでメモしておきますね。
- ザッハートルテと惣菜は1階のショーケース前で注文。
- 注文内容を紙に書いてもらって2階のテーブル席へ持って行く。
- 席へ案内してもらう。
- 担当のウェイターさんに紙を渡す。飲み物はテーブルで注文。
- 会計はテーブルにて。(お会計にサービス料1割が加算されます)
- お土産や持ち帰り用のケーキは1階レジで別会計になります。
それでは、2階のテーブル席で食べたザッハートルテを紹介します。
ザッハートルテ €5.5 (2017年旅行時)
チョコレートはザッハーより甘さ控えめでした。スポンジもザッハーより少し軽い。アプリコットジャムは1層ですが、しっかり効いています。
デメルではホイップクリーム (€1.2) は注文しなければ付きません。
モカにミルクを泡立てたものをいれた「メランジュ」€5.9 (2017年旅行時)。カプチーノみたいで美味しかったです。
- Café Demel 店舗DATA
- Kohlmarkt 14, 1010 Wien
- 8:00~19:00 (12/24は14:00まで)
- 最新情報はサイトをご確認ください
- ※カフェは対応がゆっくりだったので、
時間に余裕見て行くのがおすすめ。
ザッハートルテはお土産にもぴったり!
ザッハトルテはケーキにしては日持ちするので、日本にお土産として持ち帰ることができます。
木箱入りのホールタイプ
ザッハーもデーメルも木箱に入ったザッハートルテを販売していて、賞味期限は大体1週間~2週間。ホールのサイズが大きいほど日持ちします。
私もDEMELで木箱タイプを買ってみました。小サイズで€19.5 (2017年旅行時)
基本は常温保存OKなのですが、真夏はチョコが溶けるので涼しい所に入れるのが安心!私もホテルと日本帰国後は念のため冷蔵庫に入れました。特に夏場の旅行でチョコレート系お菓子買う方は保冷バッグを持ってると便利です✨
リュックタイプは両手が空くぶん邪魔になりにくくオススメ
バラ売りを買って持って帰るのもアリ
ただ、木箱タイプはファミリー向けというか、例えば1人暮らしの友人に渡すにはお値段的にもサイズ的にも大きすぎるなぁ…と感じました。
それに、可能ならザッハーとデーメルの両方を食べてもらいたい。
それで思いついたのがショーケースのミニザッハトルテを持ち帰りで注文するという方法でした!
ショーケースで持ち帰り(Take away)だと伝えれば紙箱に詰めてくれます。
といっても写真のような三角カットだと日本に持って帰ってる間にパサパサになっちゃいますよね。そこでオススメなのが、カットされてないミニサイズのザッハトルテ。
これなら全体がチョコレートでコーティングされているから乾燥しにくいです☆
ザッハーにもデーメルにもミニサイズは売られていました。
- ザッハー
- 三角カット:€6.9
- ミニサイズ:€4.9
- デーメル
- 三角カット:€5.5
- ミニサイズ:€2.7
- (2017年旅行時の価格)
ホールや三角カットと比べて値段的にも買いやすかったです✨
持ち帰りでお願いすると、日本のケーキ屋さんみたいに紙箱に詰めてくれました。
DEMELの手提げ袋、ちょっと台形になってて可愛いです!♡ ザッハーのクラシックな雰囲気も良いですよね。
店員さんに聞いたところ「お土産用の木箱タイプに比べて日持ちしないから、なるべく早めに食べてね」とのこと。私が購入の4日後に食べた際(11月)では美味しくいただけましたが、季節や購入のタイミングにもよると思うので保証はできません><
帰国の際はスーツケースに入れてひっくり返るのが不安だったので手荷物にしました。それでも少し形が崩れてしまいましたが、身近な人へのお土産としてなら許容範囲ということで‼
オーストリアの2大ザッハートルテを自分だけでなく日本の家族や友人にも食べてもらえて嬉しかったです
空港や日本でも手に入る?
「市内の店舗に行く時間はないけどザッハトルテは買いたい」という場合は、ウィーンの国際空港でも手に入るそうです。
今回の旅行では空港利用してないので価格や品ぞろえは分かりませんが、免税店には木箱タイプのザッハートルテが並んでいます。Terminal 1の出発ゲート(C-41近く)にはDEMELのカフェも入ってます。
また、デーメルは実をいうと日本でも手に入ります。
DEMEL JAPAN 公式サイト
各地の百貨店またはネット購入もできるので、日本で食べたくなったら是非♪
ザッハーとデーメルを食べ比べた感想
ザッハーとデーメル、結局どちらが美味しかったか。
私個人的な感想は、どちらも美味しかったです!
両方を食べ比べてもらった家族や友人に聞いても「デーメル派」「ザッハー派」様々だったので、きっと好みによるんだと思います。。
あえて言うならデーメルのほうがチョコの甘さやジャムの風味も抑えられていて日本人に馴染みやすそうかなという印象を受けました。
でもデーメルが日本で手に入ることを考えると、オーストリアにしかないザッハーが喜ばれるかもしれません。元祖だし
それぞれのお店とザッハトルテの特徴については、こちらのガイドブックにたっぷり紹介されているのでご参照ください。ザッハーとデーメルの3辺サイズ比較とかまで載ってて詳しいです✨