こんにちは!なっつです。
今回はポルトガル・リスボンから日帰りで行ける
ナザレの町について旅行記を書きたいと思います。
私たちのポルトガル旅行概要
- 旅行時期は2014年8月初旬。価格情報は当時のものです。
- リスボンのホテルに6連泊
エクスペディアで航空券+ホテル個人手配
半分以上は私たちのドタバタ話なので…ナザレ自体の見どころや写真については目次から「2.海に展望に民族衣装♪ナザレの町歩きが楽しい」に飛んで頂いてOKです☆
Contents
ナザレの場所は?行き方は?
ナザレはポルトガル中部の海沿いの町。
人の顔に例えるなら鼻筋あたりに位置します。
↑ポルトガルの鼻…?
バスか電車か?
リスボンから行く方法は高速バスか電車があります。
便利なのは断然・高速バス!✨
リスボンのセッテ・リオス Sete Rios というターミナルから出ていて、
ナザレの中心部まで2時間かからず直行できます
ただ、私たちは電車という交通手段を選択しました。
電車はリスボンのサンタ・アポローニャ駅から出ていて、途中Caldas da Rainha カルダシュ・ダ・ライニャで乗り換えてValado ヴァラード駅へ。そこからバスまたはタクシーでナザレの中心部に行きます。
所要時間は接続にもよりますが3時間以上。
乗換多くて所要時間も長く、そのうえ値段もバスより高いのに電車を選んだ理由は…
単に夫のバス嫌いでした。
夫は身体が大きいので、脚を伸ばせないバスが苦手。可能な限り避けたいらしいんです。(わがままですよね~~笑)
電車だとやっぱり遠かった…
ということで始発の電車に乗って出発しました!※電車の時刻は2014年旅行時のもの
05:55 Lisboa-Entrecampos アントレ・カンポス発
(アントレ・カンポスは宿泊ホテルの最寄り鉄道駅。電車自体はサンタ・アポローニャ駅から出ています。)
駅に着いたのが発車ぎりぎりだったので、
車掌さんに聞いたら切符は車内で買わせてくれました。
08:03 Caldas da Rainha カルダシュ・ダ・ライニャ着
08:30 Caldas da Rainha カルダシュ・ダ・ライニャ発
08:55 Valado ヴァラード着
ここまでで、所要3時間ちょっと。運賃は€10.8。(時間帯によって異なります)
ヴァラード駅到着後、乗ってきた電車の写真をパシャパシャ撮っていると、、
うっかりナザレ行きのバスを逃しました(泣)
ナザレの中心地には駅がないので、最寄りのヴァラード駅からバスまたはタクシーで向かわなければなりません。なのにその接続をミスしてしまったのです。
ナザレ行きのバスは電車到着の時刻に合わせて設定されているらしく、次のバスは当分ありません。
仕方ないのでタクシーで行くことにしました。ナザレ中心地まで15分ほど。タクシー代は€6でした。メーターではもっと超えてたけど、ドライバーさんが
って言って€6にしてくれました。優しいです♡
始発にリスボンを出発して時刻は09:20、ようやくナザレの町に到着!!
電車に乗り遅れかけたり駅からのバス乗り過ごしたり、のんびりマイペースすぎる私たち。。このあと、ちょっと痛い目にあいます !!><
海に展望に民族衣装♪ナザレの町歩きが楽しい
ともあれ、まずは楽しみにしてたナザレ観光☆
町歩きの様子をシェアしたいと思います。
ナザレは大きく分けるとプライア地区・シティオ地区・ペデルネイラ地区という3つの地区から成っています。
中心部のおおまかな位置関係と周ったルートはこんなかんじ。
プライア地区に高速バス乗り場や観光案内所などもあり、ここが町歩きの拠点となります。
タクシーで「ナザレの中心部」って伝えたら①市場前で降ろしてくれたので、まずは朝ごはん調達しに市場に向かいました。
①市場 Mercado へ!
ナザレの市場は、月曜以外の午前中開かれる屋内マーケットです。
魚介類や野菜、果物、お菓子などが売られてて、とっても賑やか☆
このお店で苺を買ったのですが、袋いっぱい(10個ぐらい)入れてもらってお値段はたったの€0.8でした!しかも新鮮で甘くて美味しい。
ポルトガル菓子4つで合計€1.2。
今日の朝ごはん、苺とお菓子でひとり€1で済みました!✨
市場のある町は活気があって楽しいですね。漁業の町ナザレでは夫が漁に出てるあいだ奥さんが町で働きながら家を守ってるそうで、明るくたくましい女性たちが印象的でした!
②シティオ地区へ向かう
プライア地区から見える断崖の上がシティオ地区。教会や展望台があるナザレの観光スポットです。
シティオ地区には、ケーブルカーでのぼれます。
- 7:15~21:30は15分置きに運行
- 21:30~23:00は30分置きに運行
- 片道€1.2(2014年旅行時)
ケーブルカーの横には石畳の階段があって、徒歩でのぼり降りすることも可能☆
頂上に着いて外へ出ると、近くに展望スペースがあります。
展望台では地元の人たちがおしゃべりしながらくつろいでました。
町並みとビーチがキレイに見渡せます!
手前のオレンジ屋根の密集してる所が先ほどいたプライア地区。奥に見える丘はペデルネイラ地区。ナザレで最も古い場所だそうです。
③ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会
シティオ地区西側の広場へ出ると、大きな教会が建っています。
内部には壁一面にアズレージョ(ポルトガルのタイル) が貼られていました✨
この教会のマリア様には、とある言い伝えがあります。
そんな話を夫から聞きながら外に出てみると、
伝説と同じように本当に辺りが霧に覆われていました。
教会に入る前は晴れて眼下の町もよく見えたのに…
今はこの視界の悪さ!
城主の馬が誤って落ちかけるのも納得です!><
一命を取り留めた城主がマリア様のご加護に感謝して建てた礼拝堂がコチラ。
礼拝堂のアズレージョがキレイでした。
教会の周りにはナッツやドライフルーツを売るお店が並びます。
ナッツ売りのおばちゃん♡ 2015年版『地球の歩き方』の表紙に激似です。


似すぎてもはやご本人…?
ナザレの伝統衣装7枚重ねのスカートが可愛かったです♡♡
④ペスカドーレス地区
ケーブルカーでプライア地区に降りて、ペスカドーレスをカメラ散歩。
ペスカドーレスは地元の漁民達の生活が感じられる居住エリアです。
伝統の7枚重ねスカートで日常を暮らす女性や、カラフルな洗濯物がたなびく家々に目を奪われます♡
黒づくめの衣装は未亡人が着るそう。
我らが日本のキティちゃんが30%off(泣)
⑤ナザレのビーチ
長い砂浜もナザレの見どころ!
大きな波が起きやすいためサーフィンスポットとしても有名です。
ですがこの日はあいにくの曇り空。真っ青というより真っ白な大西洋でした。
テント借りる人も少なそう…
と思いきや、意外と皆さんパラソルの下でくつろいでいます!
私たちも海を眺めてのんびり過ごしました☆
⑥美味しい魚介料理に感動! そして、問題発生。
ペスカドーレス地区に戻って、お昼ご飯。訪れたのはアットホームな雰囲気のポルトガル料理店です。
レストラン ROSA DOS VENTOS
- DATA
- Restaurante Rosa Dos Ventos
- R. Gil Vicente 88, 2450-106 Nazaré
- 13:00~15:00、19:00~21:30
- 木曜定休
※お店のサイトがなかったので、営業時間はガイドブックを参照してます。
ポルトガルと言えばワインだけど、この日は暑かったのでビールで!
メニューは新鮮な魚介を使ったお料理が中心なので、アンコウのリゾットを注文しました☆
そして豚肉とアサリのアレンテージョ風。これ、私たちがポルトガルで食べた料理でNo1です!!アサリとパプリカペーストの旨味が絶品でした。
お腹いっぱい食べたあと、お会計時に問題発生です。
まさかの一言に唖然。
というのも、この時はユーロの現金が残り少なくなってきてたので、あらかじめクレジットが利用できるお店に絞って探していました。
このお店はガイドブックにクレジットOKの記載があったのを確認して選んだのです。
ほら見て、ここ!!
テンパって現地の人に日本語ガイドブックを見せる私。
うーん、そもそもウチ端末がないのよ。
支払いは現金のみよ。
…ガイドブックの記載が違ってるのか?
このままでは異国の地で無銭飲食になってしまいます。
とりあえず現金しか無理なら現金で支払うしかないですよね。
夫が持ってたお金もかき集めて、なんとか足りました。
※ちなみにこの時のガイドブック内容は間違いだったようで最新版ではカードNGに修正されてます。
リスボンに帰れないかもしれない問題
ということで…
美味しい料理には大満足でしたが、予定外の現金出費。
財布の中のユーロ札が空っぽになってしまいました。
この旅行時は海外ATMでキャッシングできるカードも持っておらず、
日本円からユーロに両替して現金を補充するしかありません。
両替所の場所を聞くためひとまず観光案内所へ向かいました。
文化センターの1階が観光案内所になっています。
観光案内所の片隅で、夫と緊急会議。
ユーロの残りは全部でいくら?
良かったギリギリ足りる!
しかもポルトガルの電車って
確か時間によって運賃変わるから足りないかも・・
・・・あ、でもあの駅無人駅だったから車内で買うんじゃない?
所持金€22.5のみの大人2人。
路線バス+電車を乗り継いでリスボンまで戻ることに不安を感じます。
再びカウンターのお姉さんのもとへ。
時刻と値段教えてくださぁい!><
ということで、高速バスに望みをかけてターミナルへ向かいます。
インフォメーションからの行き方はこんなかんじ。
ビーチを背にAv. do Municípioムニシーピオ通りをまっすぐ進むと、グレーの壁の図書館が見えます。バス停はその奥。
白い小さなオフィスの前に、5人ほど人がいました。看板や案内がないので、もし人が待ってなかったらターミナルとは気づきにくいです。乗り場で並んでる人に聞いたら、ちょうどあと10分でリスボン行きが来る予定とのこと。
で、ですよね。。
とにかくバスを待ってみよう。
この間、生きた心地がしませんでした。
もし足りなければ、この日はリスボンに帰るのを諦めてカード払いで泊まれる宿を探すしかない。でも翌日も日曜だから銀行はあいていない。となると、日本に帰る飛行機(翌々日)に間にあわないかも。
そんなことを考えていると、バスが来ました。
ドキドキしながら聞いてみます。
私たちの所持金、€22.5。バス代ふたりで€22。
€0.5(約70円)を残して、足りましたぁ!\(^o^)/
運転手さんに平謝りしながら小銭だらけで€22を支払い、乗り込みました。
REDE EXPRESSという高速バスで、リスボンへ戻ります。
車内は当初夫が心配していたよりもずっと広く、想像以上に快適でした。
1時間50分でリスボンのセッテ・リオス Sete Rios ターミナルに到着。
文字通り財布はすっからかんなので、ターミナルからホテルまでは歩きました。
(幸い2kmほどの距離だったので苦じゃなかったです )
そして翌日、朝一でリスボンの両替屋さんに駆け込んだことは言うまでもありません・・。
まとめ
という訳で、ドタバタのナザレ観光でした!
今回の反省は2つあります。
ひとつ目は、ガイドブックの情報を100%信じてしまったこと。
料理を注文する前に念のため店員さんにカード払い出来るか確認するべきでした。
そして2つ目は「いざとなればカードや両替!」と安心して、現地の通貨を少ししか用意していなかったこと。
せっかく素敵な町に訪れたのに、金銭的不安を抱えながら過ごすのはもったいないですよね。もっと時間いっぱいナザレを楽しみたかったけど、途中からは帰りのお金が不安で観光どころじゃなくなってしまいました><
それでも「帰れないかもしれない問題」が起こるまでは本当に楽しくて。
独自の風習の中で生活するたくましい人々。
キレイなビーチとオレンジ屋根の町並み。
活気ある市場。伝説のある教会。
美味しい魚介料理。
私も夫も、ポルトガル旅行の中で1番良かった町はナザレです☆
この翌日にリスボンで知り合った日本人男性とご飯を食べたのですが、おすすめの町を聞かれた私たちは迷わずナザレの名前を答えました。
その男性は宿を決めず自由にポルトガルを旅していて、さっそくナザレを訪れたところ気に入って3連泊したそうです!
私たちも次はもっと時間と金銭的余裕を持ってこの町を訪れたいです ✨
本当に素敵な町なので、ポルトガルを旅行する方は是非訪れてみてくださいね。
交通手段としては、やっぱり電車よりも高速バスの方が速いし安いしナザレの中心地まで行ってくれる点でおすすめです☆
最後まで読んで頂いてありがとうございました!