物価が高い北欧での強い味方、スーパーマーケット。地元民気分で買い物できるスーパーは、海外旅行の楽しみのひとつです。
ボリュームあるディスプレイや その国らしい食材。店内を歩いているだけでも楽しくて、あっと言う間に時間が過ぎちゃいますよね。
フィンランドのスーパーは、パッケージがお洒落で可愛く、価格も他の北欧諸国に比べると良心的でとってもオススメ!
▲ムーミンデザインの商品がいっぱい
▲TOFUやMOCHIなど日本食も人気
▲ビーガン製品も充実しています
今回はフィンランドで定番のスーパーと、実際に食べて美味しかったもの、渡して喜ばれたお土産をご紹介します。
※2024年8月にフィンランドを再訪して1ヶ月間スーパーのお世話になったので、最新情報に更新しました!
フィンランドのスーパーマーケット
フィンランドで有名なスーパーマーケットチェーンは、
- S-Market
- K-Supermarket, K-Market
- Lidl
- Alepa
いずれもヘルシンキ市内にいくつか店舗があり、町を歩いていると目にする機会あると思います。
S-Market
中央駅やヒエタラハティ・マーケットホールのそばに店舗を構えるSマーケット。売り場は広々と洗練されていて、品揃えが豊富。
ベーカリーや量り売りサラダ、お寿司コーナーなど作りたての惣菜も充実しています。(お寿司のネタがALLサーモンなのが、なんというかさすが北欧で笑いましたw)
シャンプー・洗剤といった日用品、ベビー・ペット用品も売られています。また、多くの店舗にコインランドリーが併設されているので長期滞在者にとっても利用価値大◎
K-Market
Sマーケットと並んでフィンランドで有名なスーパーマーケットチェーン。日本で例えるとイオンのような存在で、系列店含めたくさん店舗があるので利用しやすいです。
なんとヘルシンキ南の世界遺産スオメリンナ島にも展開してました!
街中にあるのは「Kマーケット」という小型のコンビニのような店舗になります。スーパーマーケットをお探しの場合は K-Supermarket で検索してみてくださいね!
Lidl
日本で言う業務用スーパーのような雰囲気。内装や陳列はシンプル豪快で、その代わり色んな物が他のスーパーよりお手頃に買えます。
意外にもベーカリーコーナーのパンが他のスーパーと比べても安いうえに美味しくて、フィンランド滞在中は毎日Lidlのパンを買いに通っていました。
Alepa
お店はコンパクトで品ぞろえも特段多くはありませんが、店舗数が多く24時間営業なので重宝します。ヴァンター空港の1階にもお店があるので出国前のお土産買い足しに便利です。
あとフードロス対策を徹底しているのか、見切り品の割引率がすごいです!おそらく9割引ぐらい…?
スーパーで買えるおすすめ商品
それではフィンランドのスーパーで買えるおすすめメーカー&商品を紹介しますね!
①Fazer チョコレート
ファッツェル Fazer社は青いロゴが目印のお菓子メーカー。チョコレート、ビスケット、グミ、飴、アイスやパンなど、とにかく幅広く展開していて、
と、疑いたくなるぐらい見かけます(笑)
そして、どれもハズレなく美味しいです。
特にチョコレートはお土産にすごく喜ばれました。「海外のチョコは甘すぎて苦手」って言っていた同僚がこれを一口食べて撤回したほど。まろやかで程よい甘さは日本人好みだと思います。
フィンランド航空 FINN AIR では、よく機内食に添えられてFazerのチョコレートが出てきます。私は初めてフィンランドを訪れたときの機内で、何気なく食べたら想像以上の美味しさにびっくり!!行きの飛行機で早速お土産が確定しました。
創業者の名前がつけられた定番のミルクチョコレート。ミルクたっぷりでまろやかな甘さです。
日本的名前とピンクのパッケージが目を惹くヘーゼルナッツチョコ。Karl Fazerよりも香ばしく、甘さ控え目です。
ヘルシンキにはFazerのカフェもあり、お土産らしい綺麗な包装のチョコレートが売られています。Fazerのチョコを使ったケーキも食べられました。
②Fazer DOMINO
サクサクのクッキーに濃厚クリームが挟まったDOMINOもFazer看板商品のひとつ。ピンク色のレトロな箱がなんとも可愛いです♡
定番のクリームだけでなくブルーベリーやイチゴ、塩キャラメルなど豊富なバリエーションから選べます。
③Fazer マリアンネ ミントチョコキャンディ
いかにもキャンディらしい、斜めボーダーの包み紙が可愛い!爽やかなミントキャンディの中に濃厚なチョコレートという珍しい組み合わせが不思議とクセになります。
④Fazer ムーミンビスケット
フィンランドの国民的キャラクター、ムーミンのパッケージが可愛いビスケット。1枚ずつキャラクターの形になっています。甘すぎない素朴な味で、大人にも子供にも喜ばれそうです。
⑤Fazer キシリトールタブレット
歯磨き粉に配合されるキシリトールは、実はフィンランド発祥。そのためフィンランドのスーパーにはキシリトールのタブレットやガムが他の国より多く並びます。
この商品、パッケージはムーミンキャラクターで、味は北欧名産であるブルーベリー風味。フィンランド名物を凝縮したような商品ですよね◎
⑥Paulig Juhla Mokkaコーヒー
実はフィンランドは1人あたりのコーヒー消費量が世界一位!食堂やカフェに行くとまるで水のようにコーヒーがおかわり自由で驚きます。(1杯目は有料ですが)
そんなフィンランドで最も飲まれているコーヒーがPaulig社のJuhla Mokka。100年近く同じ方法で焙煎される伝統の味をぜひ日本でも◎
⑦Nordqvist 紅茶
Nordqvist社はフィンランドで50年近く愛される紅茶メーカー。ベリーやお花など様々なフレーバーがあります。軽くて持ち帰りしやすく、パッケージも素敵なのでお土産にぴったり!紅茶、ハーブティ―、ルイボスティーなどお好みに合わせて。
ムーミンデザインのパッケージもあります。1箱に数種類のフレーバーが入っているので、飽きが来ず良いですね。
⑧Bonne ブルーベリージュース
フィンランドといえばブルーベリーやラズベリーも名産!生のベリーを日本に持ち込むことはできませんが、加工品ならOKです。
荷物が少し重くなりますがジュースやジャムを買って帰れば、フィンランドの森の恵みを日本でも味わうことができます。
特におすすめはBonne社のブルーベリージュース。果実そのままの自然な甘さで喉ごしすっきり!
⑨HARTWALL ロングドリンク(ロンケロ)
ロングドリンクとは水色×白のストライプ柄が可愛い、ジンをグレープフルーツソーダで割ったカクテル。通称ロンケロと呼ばれます。
ロンケロはかつて禁酒令が定められていたフィンランドでオリンピック開催時に外国人観光客のため特別に製造されました。フルーティで飲みやすく、それでいて甘すぎず。しっかりとお酒の味もします。今ではフィンランド国内外で大人気で、バーでも飲むことができます。
フィンランドにはお酒販売に関する厳しい法律があり、スーパーで販売されるのはアルコール度数4.7%未満のもの。しかも朝9:00から夜21:00までの販売と決まっています。この時間外はお酒コーナーだけシャッターが閉まって買えなくなります!度数5%以上のお酒を買うには販売許可を受けたAlkoという酒屋さんに行く必要がありますが、こちらもお店自体が早い時間に閉まるので、市内でお酒を買う予定の方は早い時間帯に調達しておくのが無難といえます。
▲日本酒も扱う酒屋さんAlko
Alkoの店舗情報はこちら(メニューボタンから英語表示に変更可)
また時間内に買う場合も身分証の提示を求められる事があるのでパスポートは携帯しておきましょう!
⑩Estrella HONEY&BERRYミックスナッツ
Estrella社はチップスやナッツなどのスナック類を扱うお菓子メーカー。スーパーでは様々なミックスナッツが販売されていましたが、フィンランド人の友人に教えてもらったこちらの商品は、ハニーがじゅわっとしみ込んだナッツにドライベリーの酸味がマッチして、止まらない美味しさでした。
番外:リコリス菓子
最後に、北欧で売られているお菓子でこれだけは苦手な方が多いので要注意!!
可愛いムーミン柄に惹かれてパッケージ買いしたお菓子の正体は、
リコリス でした!!
出典 Wikipedia
リコリスとはスペインカンゾウ(甘草の一種)の根とアニスオイルで味付けされていて、例えるならタイヤのような味と食感をしたクセ強めのお菓子です。(リコリス好きな方すみません!)
世界一まずい飴として有名なサルミアッキも、リコリスとアンモニウムを混ぜて作られています。
個人的には苦手なリコリスですが、北欧ではとにかく大人気!スーパーのお菓子売り場を大きく占めているうえにパッケージもお洒落なので、ついカゴに入れそうになってしまうんですよね。
まとめ
今回紹介した以外にもフィンランドのスーパーでは、まだまだ美味しいものがたくさん売られています。リコリスやサルミアッキの文字にだけ注意すれば(笑)、気になる物を適当に買ってみても失敗すること少ないはず!
また、フィンランドの食品は近年日本で扱われることも増え、今回紹介した商品のいくつかはオンラインショップでも購入できます。価格は現地で買うより割高ですが、しばらくフィンランドまで行く予定がない方や以前に味わったフィンランド食品が懐かしい方はチェックしてみてくださいね!