こんにちは!なっつです。
今回はアイスランド・レイキャビクでおこなわれる年越し花火を鑑賞します。
アイスランドの年越し花火って?
人口35万人の小国アイスランドですが、大晦日はかなり賑やか!!
国中の至る所でかがり火が焚かれ、空には花火があがります。
特にレイキャビクの街全体を包む年越し花火は圧巻で、それを見るために世界中から観光客が集まります。動画が分かりやすいと思うのでお借りして貼り付けさせて頂きますね!
打ち上げてるのは花火師さんではなく、なんと一般市民。
各家庭から普通に点火&発射してます!!
アイスランドの国民は、年末になると大量の打ち上げ花火を購入します。各家庭がこの日のために貯金して何万円ぶんもの花火を買うそうです。
花火の売り上げは、レスキュー隊の活動費にあてられます。
自然が豊かなアイスランドでは自然の脅威も身近なわけで、レスキュー隊の存在が欠かせません。彼らはボランティアで活動しているため、花火を買うことはレスキューへの感謝と寄付になるそうです。なので町中であがる無数の花火は、国民たちの一年無事に過ごせた感謝の気持ちという訳です。
私はBSの番組『世界でいちばん美しい瞬間(とき)』でこの花火イベントを知ったのですが、存在を知ってからずっと見たくてたまりませんでした。
鑑賞場所は?
年末のレイキャビク行きを決めたものの、悩んだのは花火の鑑賞場所でした。花火はとにかく町中であがるのでどこに居ても見れますが、
このように展望台から街全体と花火を眺めるか。
それとも人々で賑わう街の中心部で見るか。
まさに 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? です!笑
最初は、人々が一番集まるハットルグリムス教会の広場で見ようと考えてました。そのほうが臨場感を味わえると思ったからです ✨
打ち上げてる人たちの賑わいとか興奮を感じたいし、自分達も一緒に”Happy new year!!”って叫びたい。
でも、体験者の動画を見れば見るほど、街なかで見ることに危険を感じてきて。笑
結局「下から」ではなく「横から」鑑賞するため、展望台へ訪れる現地ツアーを探しました。※もし街なかで鑑賞するという方は目を守るためゴーグル装着していくことをおすすめします!
かがり火&花火鑑賞できるツアー
私たちはオプショナルツアーサイトで展望台ペルトランから見る花火鑑賞ツアーを事前予約して行きました。”Fireworks Reykjavik”などのワードで検索すると、レイキャビク発着の花火ツアーがヒットします。
集合&チェックイン
当日参加した様子をレポートしていきますね。ツアー内容・行き先は年によって異なる場合がございますので、あくまで2017年時の体験記としてご覧ください。
このバスツアーは、レイキャビク市内ホテルへの送迎付き☆ですが私たちはケプラヴィーク空港前のホテルに泊まっていたため送迎対象外でした。空港→市内のバスでひとまずレイキャビク中心部に訪れます。
19時頃のレイキャビクは、まだ花火も全然あがってなくて静かでした。
バウチャー記載の時刻(この時は19:30でした)にピックアップ用のバス停へ。青とピンクの看板が目印です。ちなみにレイキャビク宿泊の場合も中心部のホテルはバスの乗り入れが出来ないため、ホテル前ではなくここでピックアップしてもらうことになります。
10分ぐらい待ってると白い大型バスがやって来ました。外からも分かるぐらいBGM大音量の車内から降りて来たのは超ハイテンションなガイドさん!!
ディスコバスに揺られ、まずはGray lineのバスターミナルへ。
ターミナルで一旦バスを降り、カウンターにて予約時のバウチャーを見せてチェックイン。
再びバスに乗り込んだら出発です!
なおバスを乗り降りする際は、他のバスに乗り間違えない様にご注意下さい。年越し花火は大人気のツアー。Graylineのバスだけでも7~8台並んでるので、一度離れると自分がどのバスに乗ってたか分からなくなります。
見分ける方法はガイドさんによって様々。フロント部分に目印を置いてくれてたり、車番を伝えてくれたり。
私たちのバスは、なぜか合言葉式 でした!
乗車口でガイドさんから「私の名前は?」って聞かれて、事前に聞いてたニックネームを答えれたら乗せてくれるという(笑)
かがり火
時刻は20時半、まずはレイキャビク近郊のかがり火に連れてってもらいました。
アイスランドには大晦日の夜にかがり火を焚いて一年の不用品を燃やす習慣があります。
正直メインの目的は花火だったので、そこまで期待してなかったのですが、予想以上の炎のサイズにびっくり!!
辺りには音楽が鳴り響きグッズを売り歩くおじさんもいて、お祭りみたいでした。
これだけ大きな炎なので、近づくとかなり暖かかったです✨
炎が下火になってくると、今度は企業による打ち上げ花火開始。間近で鑑賞する花火、大迫力でした!
年越し花火
バスでレイキャビクにある展望台ペルトランPerlanに移動します。
入場チケットはツアーに含まれており、入り口にて提示しました。
22時半ごろに到着しましたが、この時点ではテラスに出てもまだ花火の数は少ないです。
ガイドさんによると22時半~23時半は多くの国民が家で年末特番を見てるらしいです。その年のアイスランドでの出来事をまとめた番組。日本でいう紅白のような存在でしょうか…?なので番組放送中は花火が落ち着いてます。この時間にお手洗いなど済ませておきましょう~~(^o^)/
館内にはアイスランドの写真展示や、
無料のコーヒーとおやつも用意されていました!クレイナというアイスランド版ドーナツが美味しかったです♡
テレビ番組が終わる23時半頃から花火が激しくなってくるので、展望台のテラスへ移動します。
テラスへの出入り口ではシャンパンが配られてました。
11時45分頃の様子。
写真はうまく撮れませんでしたが、実際の景色は本当に大迫力でした。
もう360度どこを見ても賑やかな空!!!花火の音が鳴りやみません。
展望台の真下にある駐車場でも打ち上げてる人がいたようで、気づけばものすごい至近距離に大輪の花火が。
けっきょく街なかじゃなくても、火の粉ふってきました(笑)
…わちゃわちゃしてる間に2018年になりました。
歳明け直後のレイキャビク。
空の色が異常なことになってますね!ものすごい煙と火薬臭でしたw
ツアー終了
年越しを終えて、駐車場のバスへ戻ります。1時頃に市内中心部に送ってもらって、ツアー終了!!
ちなみに…ケプラヴィーク空港そばのホテルに滞在していた私たちはツアー後に市内→空港へ戻るバスがなく、このあと3時の始発が来るまでレイキャビクで待ちました。
年越しツアーに参加される方は、レイキャビク市内のホテルに泊まるほうが良いと思います。
年越しは深夜まで開いてる人気のホットドッグ屋さんBæjarins Beztu Pylsur(バイヤリンス・ベストゥ・ピルスル)。
まとめ
街全体でおこなわれる、一般人たちによる花火大会。
素人が打ち上げてるので、ひとつずつの形が特別美しい訳ではありません。でもそのひとつひとつに感謝とか新年への期待とかが込められてて、それが一年の最後の瞬間に一斉に解放される様子は言葉にならない絶景でした。
この花火のスゴさは文章と写真では伝えきれないので是非訪れていただきたいです。アイスランドの年越し花火、超超おすすめです!
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アイスランドに持って行きたいガイドブック