短い船旅を楽しめる!尾道~向島を運航する渡船3社に乗ってみました




こんにちは!なっつです。

わたし

なかなか海外渡航できない日が続いているのでリモート仕事しながら国内の近場を長期旅しています。

今回は尾道市街と対岸の向島を結ぶ大事な移動手段、渡船についてです!

尾道水道を穏やかに行き来する渡船の風景。きっと尾道の景色としてイメージする方も多いのではないでしょうか。

尾道渡船と虹

かつて9社あった渡船会社は1968年に開通した尾道大橋の影響で2020年現在3社まで減ってしまってるものの、それでも尾道の人はこの渡船が大好きなんだそう。

私も3週間尾道の向島に滞在する中で渡船の魅力にすっかり取り憑かれました。渡船に乗りたいがため、特に尾道側に用がない日も行き来してしまうぐらい(笑)

尾道水道の夜景

向島側から見る尾道市街と渡船の風景が、いつも1日の終わりを締めくくってくれました。

そんな訳で今回は私が感じた渡船の魅力と現在運航している3社それぞれの乗り場・乗り方などを観光客目線でレポートしたいと思います✨


自転車or徒歩なら橋より渡船が便利

今回の旅行で私は向島にある↑こちらのお宿を予約したのですが、尾道駅から宿への徒歩でのアクセスを尋ねたところ「尾道渡船」を勧められました。「通行無料の橋が架かっているのにわざわざお金払って船に乗るの?」と最初は不思議に思いましたが、実際訪れて納得。

尾道市役所から

尾道大橋は尾道駅から3km以上離れているうえに渡るには山道を登るためかなり迂回路になります。

尾道大橋

しかも橋自体が歩行者や自転車用には作られておらず、道幅が狭い。

左はしまなみ海道の多々羅大橋なのですが、尾道大橋(右)はこのような自転車歩行者のための専用レーンが整備されていないため、真横を車がビュンビュン通ります。

手軽な料金と距離の短さに驚き!

尾道駅前渡船

一方渡船の乗り場は尾道駅前をはじめ中心部に位置し、海辺の道からサッと乗り込んで対岸に渡ることができます。

尾道渡船のりば

自動車ごと乗れる渡船もあり、朝夕の橋の渋滞を避けてカーフェリー通勤する住人も少なくありません。

駅前渡船

そして驚いたのはその手軽さ。切符購入や予約の必要はなく、運賃は船内にて現金で支払います。(向島側の料金所で支払う場合もあり) なので予め小銭の準備が必要です。地元住民は定期利用者が多いようで、自転車や自動車に乗ったまま係員さんに提示し次々と乗り込んでました。

渡船の船内

渡船に乗ったら進行方向の前方へ進んでおきます。

福本渡船からの風景

船上から見る尾道水道の景色は素晴らしいのですが、所要時間はなんと最短航路で3分!荷物を降ろす間もゆったり写真撮ったりする間もない程すぐに到着します。

福本渡船からの風景

船は両側から乗り降りできるようになっているので方向転換することなく接岸します。着いたら係員さんの合図とともに速やかに下船。

全員降りたら今度は乗船する人たちが乗り込みます。まるで電車の到着時のよう。乗船下船は邪魔にならないよう他の人にならってスピーディに利用しましょう!(←初めて乗った時の自分に言ってますw) 

次の乗客を乗せた渡船は、そのまま来た方向へと戻っていきます。こんなかんじで朝は6時頃から夜は22時頃まで往復を繰り返しています。

福本渡船からの風景

時刻表はありませんが大体10分おきに出発。乗り場で待ってると対岸から渡船が近づいてくるのが見えるはず✨

尾道水道沿いに座って渡船の往来を眺めてると色んな人の生活がかいま見える気がしました。

朝は今治に向けてしまなみ海道に出発するサイクリスト、駆け込み乗車ならぬ駆け込み渡船する地元学生さん。

昼は郵便配達のバイクや買い物に行くおばあちゃん。

夕方は今治から自転車を漕いできたゴール直前のサイクリスト、会社帰りの車。

こうやって昔から街の日常に根付いてるんだなぁって感じました。

尾道の渡船3つを乗り比べてみました

現在尾道水道では3つの渡船会社が運航しています。それぞれ料金や乗り場が少しづつ異なるので簡単に紹介しますね!

駅前渡船(向島運航)

尾道駅前と向島の富浜を結ぶのは向島運航の駅前渡船

尾道駅前渡船

竜宮城のような見た目が特徴的です。

尾道駅前渡船

尾道駅を出たら目の前に乗り場が見えるので、鉄道旅行者に便利です。

尾道駅前渡船

また尾道港レンタサイクルターミナルから近く、自転車を借りたあとここから向島へと渡るサイクリストも多いです。

河口を進み向島の中心部である富浜まで乗り入れてくれるぶん、所要時間は他の渡船に比べ少し長く約5分となっています。

向島到着後も下船してまっすぐ南下すればしまなみ海道のサイクリングルート(ブルーライン)に合流できるので分かりやすいかと思います。

富浜はスーパーマーケットのハローズや向島サイクルターミナルにも近い便利な乗り場なので、尾道駅~向島中心部を手っ取り早く移動したい方は駅前渡船がオススメです。

尾道駅前渡船

料金は片道100円(自転車+10円)。移動中の船内で支払います。自動車と125cc以上のバイクは乗ることが出来ませんのでご注意ください。

福本渡船

福本渡船は尾道(土堂) ~ 向島(小歌島) を結ぶ渡船。駅前渡船とルートは似ていますが向島の富浜まで乗り入れる駅前渡船に対して福本渡船は手前の渡場に到着します。そのぶん乗船時間は3分ほどと短いです。

福本渡船

現存する3社の中でも最も歴史があります。一番古い船体はなんと1966年に就航開始したそう。

福本渡船

特徴はなんといっても圧倒的な安さで、驚きの片道60円(自転車+10円)で乗れちゃいます!車もサイズによりますが運転手含め100円ほどとかなり良心的。地元ドライバーが「橋が渋滞してるから渡船使おう」って気軽に切り替えられるのにも納得です。

福本渡船

道側の乗り場は駅から5分ほど東へ歩いたところにあります。錆びた赤褐色の桟橋と看板が目印。向こうには既に対岸の渡し場が見えますね。

こちらが向島側の乗り場。看板もかなり歴史を感じます。(もはやなんて書いてあるのか読めない…)

福本渡船

ちなみに小歌島(福本渡船のりば)と富浜(駅前渡船のりば)の距離は約400m。写真の河口沿いを奥へ進むと駅前渡船の乗り場があります。それで40円も違うなら私(※貧乏性)個人的には福本渡船が良いかなと思います。

わたし

40円といえど日々往復の利用となると結構大きいので私は福本渡船をメインに利用してました!

運賃の支払いは船内ではなく向島側の渡し場に料金所があり、そこで支払いました。尾道→向島の場合は下船後、向島→尾道の時は乗船前です。現金払いなので小銭用意しておくのが好ましいです。

福本渡船

この渡船は車も乗り降りするので、乗船する歩行者や自転車は桟橋を渡ったあと左側に寄って待つように指示がありました。

福本渡船からの景色

船内から。ルートが似てるのでよく駅前渡船ともすれ違います。

福本渡船

↑降りた車や人がスムーズに道路に出れるように、乗船待ちの車はスペースを空けて待っています。

こういった乗り降り時のルールは慣れるまで戸惑うかもしれません。駅前渡船のほうが観光客の姿も多く車が乗らないぶん渡船初心者も安心して乗れる雰囲気がありました!

価格&歴史ある雰囲気を取るなら福本渡船、分かりやすさ&距離的便利さを取るなら駅前渡船というかんじで選んでみるのも良いかと思います。

尾道渡船

尾道渡船は尾道(土堂)~向島(兼吉)を結んでいて、向島の渡し場が他の2社よりもだいぶ東にあることが特徴です。

尾道側の乗り場は本通り商店街や人気の飲食店にも近く、観光途中に「ちょっと向島に渡ってみようかな」という時にピッタリ。

「日本一短い船旅」というキャッチコピーが有名で、NHKの朝ドラ「てっぱん」のロケに使われた渡船でもあります。

運賃は船内で徴収される時もあれば向島側の料金所で支払う時もありました。駅前渡船と同じく片道100円(自転車+10円)。

尾道渡船

車やバイクでの乗船も可能。車両サイズによりますが福本渡船よりも30円ずつほど高い印象です。

兼吉カーフェリー乗り場

向島(兼吉)の乗り場はこんなかんじ!大林宣彦監督「あした」のロケに使用されたバス待合所があります。

兼吉は先ほど紹介した富浜や小歌島から2km近く離れているので、しまなみ海道ルートに入りたい方や向島レンタサイクルターミナルに行きたい方は乗り間違えないよう要注意!

でも逆に兼吉には、はるばる行きたい魅力的なお店がいくつかあり、兼吉を目的地として尾道渡船で向島に訪れるのも良いと思います。

大正5年創業の「住田製パン所」や美味しいサイダーが飲める「後藤鉱泉所」もこの近くなので、これらのお店に訪れる方は尾道渡船を利用するのが便利だと思います。

後藤鉱泉所のサイダー

特に後藤鉱泉所のサイダーは炭酸ジュースが苦手な私でさえ感動するぐらい本当に美味しかったです。あの「マツコの知らない世界」でも紹介されたお店だそう。

なお、瓶は再利用するので持ち帰りができません。ここでしか飲めない新鮮さを味わいに、是非尾道渡船に乗って行ってみてくださいね☆

まとめ

ということで尾道から向島に渡る場合だと

  • 駅やレンタサイクルターミナルからの近さと分かりやすさを重視するなら駅前渡船
  • 安さと生活感、渡船のノスタルジックさを味わうなら福本渡船
  • 住田製パン所や後藤鉱泉所など向島東部のお店に訪れるなら尾道渡船

こんなかんじで是非渡船も観光に取り入れてみてください☆ 3社あると目的に応じて使い分けれるのも良いですね。

渡船が行き来する夕暮れを岸から眺める毎日は尾道ならでは。とても贅沢な日々でした。

渡船からの尾道水道の景色

そして船上から見る爽やかな尾道水道の景色もオススメ!

尾道市街がみるみる離れて海に出たと思ったらあっという間に向島へ到着するというたった3分の船旅。小銭を準備して是非とも体験してみてくださいね☆

運航時間や料金について最新情報はこちらのサイトでご確認ください。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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