物価が高い北欧での強い味方、スーパーマーケット。地元民気分で買い物できるスーパーは、海外旅行の楽しみのひとつです。
ボリュームあるディスプレイや その国らしい食材。店内を歩いているだけでも あっと言う間に時間が過ぎちゃいますよね。
特にフィンランドのスーパーは、
- パッケージデザインが可愛い
- 他の北欧諸国に比べると手が届く価格設定
- ベリー、きのこ、サーモンなどヘルシーな食材が充実
- お菓子が甘すぎず食べやすい
という点でとってもオススメ!
ムーミンのパッケージもいっぱい♡
そこで今回は私がヘルシンキで毎回訪れるスーパーと、実際食べて美味しかったもの・お土産で渡して喜ばれたものをご紹介します。
Contents
ヘルシンキの大きなスーパー
フィンランドの2大スーパーチェーンはSマーケットと Kマーケット。ヘルシンキ中央駅から近く、観光客も利用しやすい店舗が下記2店です。
中央駅そばのSマーケット
Sマーケットは中央駅前、Sokosデパートの地下にあり、なんと24時間営業です。
広い売り場のKスーパーマーケット
Kマーケットは中央駅にも店舗ありますが、広くて品数豊富なのは中央駅から徒歩5分ほど離れたカンッピショッピングセンター店。営業時間は7:00~22:00(日曜は10:00~22:00)。
空港から行けるハイパーマーケット
さらに広さや品数を求めるならスーパーマーケットより大きいハイパーマーケットなる存在も!郊外ですが、ヘルシンキ・ヴァンター空港からバスで行けるjumboショッピングセンター内にKマーケットの巨大店舗が入っています。
ヘルシンキでの乗り換えに時間がある時や空港近くのホテルに宿泊する時に便利!
おすすめの10商品を公開
それでは私が買ったお土産の中からおすすめ食品10選をご紹介しますね。
おすすめ①カール・ファッツェル チョコ
10選のうち6選は青いロゴが目印のお菓子メーカー、ファッツェル Fazer社から。
決して10選ピックアップが面倒になったわけではなく(笑)、このメーカーの商品は本当にどれも美味しいのです! チョコレート、ビスケット、グミ、飴、アイスやパンなど、とにかく幅広く展開。
と、疑いたくなるぐらい見かけます(笑)
特にチョコレートはお土産にすごく喜ばれました。「海外のチョコは甘すぎて苦手」って言っていた同僚がこれを一口食べて撤回したほど。まろやかで程よい甘さは日本人好みだと思います。
フィンランド航空 FINN AIR では、よく機内食に添えられてFazer のチョコレートが出てきます。私は初めてフィンランドを訪れたときの機内で、何気なく食べたら想像以上の美味しさにびっくり。
フィンランドに上陸する前から帰りのおみやげが確定しました(笑)
創業者の名前がつけられた定番のミルクチョコレート。ミルクたっぷりでまろやかな甘さ。
おすすめ②ゲイシャ チョコ
日本的名前とピンクのパッケージ。てっきり和風な桜味なのかと思いきや、普通にヘーゼルナッツチョコでした。①のKarl Fazerよりも香ばしく、甘さ控え目です。
ちなみにヘルシンキ市内にはFazerのカフェもあり、お土産らしい綺麗な包装のチョコレートが売られています。
量り売りもあるのでココで色んな種類を少しずつ買ってみて、気に入った味を箱買いするのも良いかもしれません。カフェではFazerのチョコを使ったケーキも食べられました。
おすすめ③マリアンネ ミントチョコキャンディ
スーパーの話に戻って、引き続きファッツェルのおすすめ品です。
いかにもキャンディらしい、斜めボーダーの包み紙が可愛い!
爽やかなミントキャンディの中に濃厚なチョコレートという珍しい組み合わせがクセになります。
おすすめ④ムーミンビスケット
ムーミンパッケージのビスケット。ひとつずつムーミンキャラクターの形になっています。あまり甘くない、素朴な味でした。
おすすめ⑤キシリトールタブレット
キシリトールはフィンランド発祥なのでお土産にすると喜ばれます。
この商品、パッケージはムーミンキャラクターで、味は北欧名産であるブルーベリー風味・・・フィンランド名物を凝縮したような商品ですよね!
番外:リコリス菓子
日本へのお土産はFazer商品を選べばハズレなしと思ってたのですが、これだけは苦手な方が多いので要注意。
可愛いムーミン柄に惹かれてパッケージ買いしたお菓子の正体は、
リコリス でした!!
出典 Wikipedia
リコリスとはスペインカンゾウ(甘草の一種)の根とアニスオイルで味付けされていて、例えるならタイヤのような味と食感をした、クセ強めのお菓子です。(リコリス好きな方すみません!><)
ちなみに世界一まずい飴として有名なサルミアッキも、リコリスとアンモニウムを混ぜて作られています。
わたし個人的には苦手なリコリスですが、北欧ではとにかく大人気。かなりの割合でスーパーの売り場を占めているうえにパッケージデザインがお洒落なので、ついカゴに入れそうになってしまいます。
おすすめ⑥ロバーツコーヒー
続いてのおすすめはコーヒーです。
実はフィンランドは1人あたりのコーヒー消費量が世界一位!市場のイートインコーナーに行っても、日本でいう水のようにコーヒーがセルフサービスになっていて驚きます。(1杯目は有料ですが)
中には飲み過ぎても胃に負担がかからないよう苦味や酸味を抑えて焙煎された商品まで売られているほど。
そんなフィンランドなのでスーパーのコーヒー売り場も充実しています。
特に品数多く目を引くのがRobert’s Coffee(ロバーツコーヒー)。フィンランド国内外にショップも構える人気メーカーで、日本にも店舗があります。店舗情報
珍しいフレーバーもたくさん扱っていてチョコ、バニラ、オレンジ味など、とにかくバリエーション豊かです。
おすすめ⑦チョコミントコーヒー
ロバーツのフレーバーコーヒーの中でも特記してオススメしたいのがチョコミント味!
まるでチョコミントアイス食べながらコーヒーを飲んでるかの様にミントの爽やかな香りが口いっぱいに広がり、冷やして飲んでも美味しかったです。チョコミントアイスが好きな方ならきっとお好きだと思います☆
おすすめ⑧フィンビール
寒い国はお酒もさぞ豊富だろうと思っていたのですが、現地に行ってみると意外な事実が分かりました。
フィンランドにはお酒販売に関する厳しい法律があり、スーパーで販売されるのはアルコール度数4.7%未満のもの。しかも朝9:00から夜21:00までの販売と決まっています。この時間外はお酒コーナーだけシャッターが閉まって買えなくなるのです…!
「では市内で強いお酒は買えないのか?」というと、お酒販売許可を受けたAlkoという酒屋さんなら購入可能です。
Sマーケットが入っている駅前のSokosデパート内に店舗がありました☆
ただ、こちらもお店自体が早い時間に閉まるので、市内でお酒を買う予定の方は早い時間帯に調達しておくのが無難と言えます。
Alkoの店舗情報はこちら(メニューボタンから英語表示に変更可)
時間内に買う場合も身分証の提示を求められる事があるのでパスポートは携帯しておきましょう
そんな厳しいお酒事情のフィンランドですがビールなら比較的度数が低いため、スーパーでもたくさん売られてるのを見ました。
1缶€1~1.5ほどと価格もお手頃☆
フィンランドのビールは全体的にあっさりとしていて、苦味が少なく飲みやすいものが多い印象を受けました。
おすすめ⑨ロングドリンク(通称:ロンケロ)
ロングドリンクとは水色×白のストライプ柄が可愛いジンをグレープフルーツソーダで割ったカクテルです。
いろんな度数と味のバリエーションが発売されていますが、スーパーで扱われているのは法律上4.7%のものに限ります。
↑上記リンク商品は5.5%なのでヘルシンキのスーパーでは売られてません
ロンケロはかつて禁酒令が定められていたフィンランドでオリンピック開催時に外国人観光客のため特別に製造されました。
フルーティで飲みやすく、それでいて甘すぎず。しっかりとお酒の味もします。今ではフィンランド国内外で大人気だそうで、空港の免税店でも売られていました。
⑩ベリー製品
フィンランドの名産といえば、森の恵み・ベリー。私はヘルシンキの市場で食べたブルーベリーの美味しさが未だに忘れられません。
生のブルーベリーを日本へ持って帰るのはNGだけど、ドライフルーツやジャムなど加工品なら 日本にも持ち帰れます。
荷物重くなるけどブルーベリージュースなんかも美味しいですよ ✨
まとめ
今回紹介した以外にもフィンランドのスーパーではきのこスープの素やフレーバーティーなど、まだまだ美味しいものがたくさん売られています。リコリスやサルミアッキの文字にだけ注意すれば(笑)、気になる物を適当に買ってみても失敗すること少ないハズです♪
また、フィンランドの食品は近年日本で扱われることも増え、今回紹介した商品の多くがネット購入できます。(一部画像からはAmazonなどの販売サイトに飛べます )
価格は現地で買うより割高ですが、フィンランド行く予定がない方や以前に食べた味が懐かしい方はチェックしてみてくださいね ✨