こんにちは!なっつです。
2013年9月に北欧のデンマーク・スウェーデン・フィンランドを周遊しました。この記事では、各都市での旅行記と費用、宿泊ホテルをまとめたいと思います。
どんな旅行をして、旅費はいくらかかったのか?
北欧を個人で旅行する方の予算・プランの参考になれれば幸いです。
今回とっても長い記事になってしまったので、下記の目次をご活用下さい☆ 読みたい見出しをクリックすると該当項目に飛びます
旅行概要
まずはこの旅行の概要を軽くシェアしますね。
- 母と叔母と私の女3人旅行。平均年齢50歳なので体力的に無理のない日程。
- 旅行時期は2013年8月末~9月初旬
- H.I.S.サイトから航空券とホテルのみ予約。完全フリープランの個人旅行です。
- フィンエアー利用(コペンハーゲンINヘルシンキOUT)
私たちの北欧周遊ルート
数字=出発日からの日数(〇日目) ●=移動日 ●=観光日
9泊11日でデンマークIN⇒スウェーデン⇒フィンランドOUTというルートで周遊しました。フィンランド滞在中エストニアのタリンにも日帰りしています。
日程と旅費のまとめ
この9泊11日北欧周遊旅行にかかった旅費を先に書いてしまいます!
旅費はなんと、、 約28万円でした!
お土産代なども含めると実際は30万円以上使っていますが、買い物金額は人によって大きく上下すると判断して、当記事では移動・ホテル・食・観光にかかったお金をまとめます。
予約時にかかった費用
航空券とホテルは約1か月前にエイチ・アイ・エスにて予約。またストックホルム⇒ヘルシンキの移動は船を利用し、日本の代理店にて予約しました (詳細はこちらの記事をどうぞ)。
予約時の費用
- 私の航空券代:約182,000円
- 1人当たりの船移動客室代:約4,000円
(夕食4,000円、朝食1,300円のオプションも追加) - 1人当たりのホテル代3ヶ国合計:約31,000円
予約時点で22万。これに現地での移動や食事、観光などの料金が追加されていきます。以下で日ごとの訪問先と詳細記事へのリンク、費用内訳を公開しますね。
※価格とレートは2013年旅行時のもの。お土産・買い物代は省いています。
1日目:日本⇒コペンハーゲン
- 関空 ⇒ ヘルシンキ乗換え ⇒ コペンハーゲン
- 着後、夜のチボリ公園へ
- コペンハーゲン泊 夕食は日本から持参の食料



この日の出費
- コペンハーゲンカード(観光+交通のフリーパス)購入:359DKK(約5,000円)
※翌日夕方まで有効
2日目:コペンハーゲン観光
- 朝トーヴァルセン広場の蚤の市
- 午前コペンハーゲン観光
- 午後近郊のフレデリクスボー城観光
- コペンハーゲン泊 夕食は日本から持参の食料



この日の出費
- 運河ツアー代:95DKK(約1,400円)
- 昼食(ケバブ)代:60DKK(約840円)
3日目:オーデンセ日帰り観光
- 電車でオーデンセの街へ日帰り
- コペンハーゲンでスモーブローの夕食
- コペンハーゲン泊


この日の出費
- オーデンセへの往復電車代:648DKK(約9000円)
- 夕食(スモーブロー+ビール)代:125DKK(約1,800円)
4日目:コペンハーゲン⇒ストックホルム観光
- 飛行機でコペンハーゲン ⇒ ストックホルム
- 夕方ガムラスタン観光
- スウェーデン料理店で夕食
- ストックホルム泊




この日の出費
- コペンハーゲン市内⇒空港 電車代:36DKK(約500円)
- 空港⇒ストックホルム市内 バス代:110SEK(約1,400円)
- 夕食(海鮮スープ+ドリンク)代:215SEK(約3,000円)
5日目:ヴィスビー日帰り観光
- 私はゴットランド島のヴィスビーへ日帰り
- 母・叔母はストックホルムで買い物
- ストックホルム泊 夕食は日本から持参の食料



この日の出費
- ストックホルム中央⇔ブロンマ空港:155SEK(約1,900円)
- ヴィスビー市内⇒空港(帰り)タクシー:137SEK(約1,700円)
※空港⇒市内(行き)は親切な地元人に送ってもらった - お茶代(ケーキ+紅茶):61SEK(約750円)
6日目:ストックホルム観光⇒フェリー泊
- 午前ストックホルム市庁舎
- 夕方から船でヘルシンキへ移動
- タリンクシリヤライン船中泊・食事あり



この日の出費
- 塔の入場料:40SEK(約500円)
- 24時間トラベルカード(交通乗り放題券):120SEK(約1500円)
- サラダ150SEKを3人でシェア:50SEK(約600円)
7日目:フェリー泊⇒ヘルシンキ観光
- 朝ヘルシンキの港着
- 午前ヒエタラハティのフリマ
- 昼食はサーモンクリームスープ
- 午後デザイン・ディストリクトとマリメッコ・ファクトリー
- 夕方テンペリアウキオ教会
- 夕方かもめ食堂
- ヘルシンキ泊 夕食は日本から持参の食料






この日の出費
- 昼食のサーモンスープ代:€9.5(約1,150円)
- かもめ食堂でのコーヒー+シナモンロール代:€5(約600円)
- 市内交通デイチケット(交通乗り放題券)代:€9(約1,100円)
8日目:日帰りエストニア観光
- 日帰りでエストニアのタリンへ
- ヘルシンキに戻りカフェ・ウルスラへ
- ヘルシンキ泊 夕食は日本から持参の食料

この日の出費
- タリンへの往復フェリー代:€62(約7,440円)
- 教会搭の入場料:€2(約250円)
- 昼食代(スープセット):€8.85(約1,100円)
- お茶代(コーヒー+チョコ):€3(約360円)
- カフェでのビール+オープンサンド代:€7(約840円)
9日目:日帰りタンペレ観光
- 日帰りでタンペレの街へ
- ヘルシンキに戻りカフェ・アアルトへ
- ヘルシンキ泊 夕食は日本から持参の食料

この日の出費
- タンペレへの往復電車代:€73(約8,800円)
- ムーミン谷博物館入館料:€8(約960円)
- 展望台入場料:€10(約1,200円)
- タリピハカフェでのお茶代:€5(約600円)
- 市内交通デイチケット代:€9(約1,080円)※翌日AMも有効
- カフェ・アアルトでのお茶(ドリンク+ケーキ)代:€10(約1,200円)
10日目+11日目:ヘルシンキ観光⇒日本
- ヒエタラハティマーケット
- ハカニエミマーケット
- スーパーでお土産買い物
- 午後ヘルシンキ発⇒関空へ翌朝着



この日の出費
- ヘルシンキ市内⇒空港 バス代:€6.2(約750円)
もっと安く抑えるには?
以上、買い物代を除き現地で使ったお金は約6万円。航空券など予約時にかかった費用と合わせて旅費合計は28万円となりました。
いつも10~20万円でヨーロッパ旅行してる私の中で28万はかなり高額旅で、外食回数を減らし節約したつもりだったのに…。さすが物価高な北欧!と思わざるを得ません。
ハートのデザインは可愛いのに値段が可愛くないデンマークのお金(笑)
でも今思えば「もっと工夫すれば抑えられたなぁ」という反省点・改善策もあるので紹介します。
ヴィスビーの航空券代
特に大きな出費となったのが航空券代18万円。内訳は
- ①関空⇒コペンハーゲン/ヘルシンキ⇒関空
- 125,000円
- ②コペンハーゲン⇒ストックホルム
- 15,000円
- ③ストックホルム⇔ヴィスビー
- 40,000円
①②は移動距離的に見ても仕方ないとして、③はフライト所要30分ほどの国内移動で4万円って、だいぶ高いですよね…!
空港~市内の移動費も含めると4万5千円かかっているので、スウェーデンにてヴィスビーに飛行機で訪れたことが旅費全体に響いたかと思います。
実際、母と叔母は5日目ヴィスビーには行かずストックホルムで街歩きしてたので、航空券代は14万円に抑えられました。
ただ、ジブリと廃墟が好きな私にとってヴィスビーはどうしても外せない町だったんです 笑
『魔女の宅急便』モデルの地であり、教会廃墟が美しいヴィスビー旧市街。
ヴィスビーをプランに入れる場合は、フェリー利用なら所要時間はかかりますがもう少し移動費抑えられます。
電車は事前予約がお得
私はフィンランドやデンマークの鉄道を利用する際、乗車当日に窓口で切符を購入しました。
でもヨーロッパの鉄道には早割があり、事前ネット予約することで直前購入の半額近い価格で買えることも!もし乗る予定が決まっているのであれば、チケットは早めにチェックするのがオススメです。
- 各国鉄サイトで探す
- デンマーク国鉄DSB
- スウェーデン国鉄SJ
- フィンランド国鉄VR
北欧3カ国共通で良かった点
ここまで物価の高さばかりを強調してしまいましたが、北欧にはもちろん魅力もたくさんありました!
私なりに感じた良かった点を記録したいと思います。
治安が良い
治安ランキングや幸福度ランキングで毎年上位を占める北欧の国々。
街を歩いてても全体的に爽やかというか…ゴミゴミしてなくて空気がキレイな印象を受けました!
ゆったりした時間が流れるヘルシンキ市内
ストックホルムもコペンハーゲンも、夜中の一人歩きとか最低限の注意はするけど、他の海外に比べて安心感がありました◎
自転車の交通量は多いけど(笑)
穏やかで親切な人が多い
この旅行では親切な人にもたくさん出会いました。
以前テレビ番組で「北欧の人は個人主義で、道端で物を落とした人がいても誰も拾ってくれない」って見たことがあるのですが、実際訪れてみると全然そんなことなかったです!
みんなお店に入る時はドアを次の人が通るまでずっと押さえて待ってるし、例えば満席のトラムに1人のおばあちゃんが乗ってくると乗客が一斉に立ち上がって席の譲り合い開始します!(フィンランドでダチョウ倶楽部みたいな「どうぞどうぞ」が見れましたw)
おばあちゃんが降りる時も手助けしようと何人もの乗客が寄り添っていました。
私がホテルの共用サウナに行った時も、シャワーの使い方であたふたしてると隣にいた地元OLさんが「サウナはじめて?」って入り方を教えてくれて、それからもずっと気にかけてくれました。
確かにフランクに声をかけて来ることは少ないけど、こちらから道など尋ねたり何か困ってる人がいれば親身になって助けてくれる。
この辺は日本人の外国人との接し方にも共通しているかもしれませんね☆
旅行しやすい環境
クレジットカードやネット環境も整っていて旅行者にとっては有難かったです。
チップの習慣なし
料金にサービス料が含まれています。チップは何か特別なことを頼んだ時のみで良いので通常気にする必要がありません☆
カード社会
北欧はコンビニやバスなど、少額でも嫌な顔されずクレジットカードを使用できました。
フリマやアンティークマーケットではさすがに無理でしたが、屋内の常設マーケットでは利用可能でした。
ちなみに海外旅行に持って行くカードにはVISAのエポスカードがオススメです入会金や年会費無料なのに海外旅行保険(利用付帯)が付いてくるし、海外キャッシングも可能。
VISAはカードを使えるお店なら基本使えるので、今回海外用に初めて作る方はもちろん、既に他のカードブランドをお持ちの方のサブカードとしても◎ 持ってて損はないはずです✨
ネット環境問題なし
2013年当時でも、多くのホテルや空港バス・フェリー内でWi-Fiが使えました。
英語が通じる
北欧の国にはそれぞれ母国語がありますが、多くの人は英語も話せます。
きれいな英語で話してくれるので聞き取りやすかったです。
※稀に年配の方には通じないことがありました。
夏場は遅くまで明るい
旅行で北欧を訪れる方
時期は「夏場」を強くおすすめします!!
ハイシーズンは旅行費用が高くなってしまうけど、そのぶん白夜なので遅くまで町歩きを楽しめます。日本の夏よりずっと涼しくて快適なのも嬉しいところ。
9月初旬は21時でもまだこの明るさです。
ガイドブックを見ると驚くのですが、「夏季のみの営業」とされている観光スポットが本当に多いです。遊園地、市場やフリマ、教会、地方のシャトルバスなど、冬季はクローズになるところも珍しくありません。
短いと6月中旬~8月中旬のみのオープンなんて事もあるので、行きたい場所の営業日や交通機関の運行日を確認してからの計画をオススメします。
私たちが訪れた9月初旬でさえ、既に営業期間外のスポットがいくつかありました。
もちろんオーロラやクリスマスマーケット、雪景色など、冬ならではの経験も魅力的ですが、爽やかな北欧をゆっくり楽しみたいという方は、ぜひ夏場に訪れてみて下さい☆
宿泊ホテル
今回宿泊したホテルでは外食回数を減らすため、全て朝食付きプランにしました!
コペンハーゲン:ファースト ホテル G & スイーツ
First Hotel G & Suites Copenhagen
駅から歩いて10分ぐらい。アパートのような1LDKの広い内装。調べたところ現在は別のホテルに変わっているようです。
ストックホルム:ホテル テグネルルンデン
Hotel Tegnerlunden
(Tegnérlunden 8, 113 59 Stockholm)
中央駅から徒歩約15分と少し距離ありますが、住宅街の公園前に位置する可愛い雰囲気のホテルです。
agoda

ヘルシンキ:ホテル カタヤノッカ
Hotel Katajanokka
(Merikasarminkatu 1, 00160 Helsinki)
監獄を改装したユニークなホテル。中央駅からは少し遠いですが、ホテル前からトラムが出ていました。
持参したガイドブック
ガイドブックは『地球の歩き方』を持って行きました。
フィンランドは個人的におすすめのガイドブック『aruco』も発行されてます☆
食や買い物情報がたっぷり載ってて、でもコンパクトなので町歩きにピッタリです。
まとめ
今回訪れた北欧の国に共通して言えるのは
治安の良さとゆったりした空気感、そして穏やかな人が多いこと。
自然も町並みもキレイで都会すぎず、
それでいて不便を感じることはありませんでした。
観光客目線では物価の高さに悩まされるけど、そのぶん住んでいる人の福祉などが豊かな証拠なんだと思います。
「お金がかかっても安心して旅行できる場所に行きたい。」
「おだやかな旅がしたい」
そんな方に北欧はおすすめです!
今回個人旅行にかかった費用をシェアさせて頂きましたが、ツアーで訪れる場合は「タウンライフ旅さがし」での見積もり比較がおすすめ
フォームに希望の行き先や日程、予算などを入力するだけで旅行会社が無料でプラン作成・提案してくれます。
個人かツアーか、旅行スタイルと費用にあわせて良い方法を検討してみてくださいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!