プラハから日帰りにぴったり!秋のチェスキー・クルムロフを観光




 

チェコ南部の町チェスキー・クルムロフ。前回プラハからの行き方について紹介したので今回は町の様子や実際に行って良かったお店などをシェアしたいと思います。

海外に関する記事は全て2018年以前の訪問に基づきます。コロナ渦や昨今の情勢により施設の営業状況、交通の運行状況、物価などが異なる場合がございますので、渡航計画の際は各公式サイトで最新情報をご確認ください。

チェスキー・クルムロフとは?

チェスキー・クルムロフはプラハから約180kmに位置する南ボヘミア地方の町。モルダウ川沿いの山あいに中世の街並みが広がる、人気の観光地です。

この地方の貴族が城を建築したのが町の始まりで、16世紀に最盛期を迎えました。その後は徐々に近代化から取り残されたものの、かつての繁栄が残る町並みが見直され現在は世界遺産にも登録されています。

可愛くてコンパクトな町並み!

チェスキー・クルムロフは「世界一美しい町」なんて呼ばれていて、きっと観光客でいっぱいなんだろうなと思っていたのですが・・

チェスキークルムロフ街角

私たちが訪れた日はオフシーズンの平日だからか雨だったからか人は少なめ。そのぶんカメラ散歩や町歩きをゆったりと楽しめました。

午前10時頃に旧市街近くのバスターミナルに到着して、まずはぐるっと町歩き。

地図でいうとオレンジっぽい部分が旧市街。蛇行するブルタバ(モルダウ)川の周りに石畳の路地が広がります。

ヨーロッパらしい趣きがありつつ面白みも感じる町並み。前日観光した首都プラハは大きすぎて1日では周り切れなかったですが、チェスキー・クルムロフはコンパクトなので日帰りでも観光しやすいです。歩いて周れる範囲にお城やお店、レストランが集まっていました。

旧市街の中心にあるスヴォルノステイ広場。観光案内所もあります。この広場を起点の目印にすれば、気ままに歩いても道に迷いにくいはず。

食べ物

チェスキー・クルムロフは観光業によって栄える町。旧市街にはカフェやレストランが軒を連ねています。

チェコでよく見かけるトゥルデルニークの屋台。小麦粉の生地を焼いて砂糖などをまぶしたお菓子です。見た目は大きなコルネパンみたいでした。

はちみつケーキ・メドヴニーク

旧市街には可愛らしいカフェもたくさんあって、ふらっと入った川沿いのカフェでは念願のはちみつケーキを食べることが叶いました!

前日、はちみつケーキを食べ損ねた話

↑ケーキに飢えすぎて欲望のまま3つオーダー(笑) それでもひとつ45Kč(約230円)ほどなのでお手頃でした。

はちみつケーキ

はちみつの素朴な甘さが優しく食べやすいケーキです。

チェコで魚料理?マスのフライが美味しい!

内陸の国・チェコですが南ボヘミア地方ではマスやコイなど川魚の養殖が盛んです。チェスキー・クルムロフでは肉も魚も食べられると知り、地元のレストランに行ってみました。

チェコビール

まずはビールで乾杯!ビールと一緒に出される紙製コースターはお持ち帰りOKとのこと。

豚のカツレツ

豚のカツレツは衣サクサク!このメニューがあまりに美味しすぎて、次の日もプラハで豚のカツレツ探して食べました(笑)

マスのフライ

マスのフライ。中はふわふわで淡白な味わい。外はカリっと香ばしいです。

料理2品とビール2人分を頼んで、お会計は460Kč(約2300円)でした。1人1,000円ほどで済んだのでヨーロッパの外食代としてはお手頃なほうではないでしょうか。チェスキー・クロムルフはプラハと比べて全体的に物価が安く感じました。

私が入ったカフェもレストランも残念ながら現在別のお店に変わっているようですが、旧市街内には他にもたくさんのカフェがあります。お好みで居心地良さそうなお店を見つけてみてくださいね。

お土産

おもちゃ屋さんがいっぱい

食事の次は買い物ですね!旧市街にはマリオネットや木のおもちゃを売るお店がいっぱい。素朴で温かく、可愛いお土産たちに出会えます。

クルテクとピノキオに惹かれて、ふらっと入ったお土産屋さん。店内はおもちゃ箱をひっくり返したような、とっても可愛い空間です。

チェコの国民的キャラクター・クルテクの塗り絵は、なんと日本円にして150円ぐらいでした。

クルテクの塗り絵

(ここぞと塗り絵を全種買い)

かなり余談なのですが、先日、弟夫婦が私の誕生日にプレゼントをくれました。わたしが好きそうで買ってくれたというその本の表紙を見てびっくり。


これは…!

チェスキー・クルムロフのお土産屋さん

そう。チェスキー・クルムロフで訪れたこのお土産屋さんが、たまたまもらった本の表紙になっていたのです。世界に数ある「店先」の中で、すごい偶然です。知らずに買った弟たちも驚き。


タイトル通り、世界中の素敵な店先写真が190ページに渡って紹介されています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

お店の場所はこちら

女性へのお土産はBotanicusボタニクスで決まり

ボタニクスBotanicusとはチェコで1992年に誕生したブランド。プラハ郊外にある小さな村オストラーの自社農園にて採集された草花や果実で作ったスキンケア用品が有名です。

ボタニクスはプラハにも、さらに言えば日本にも店舗があるのですが、チェスキー・クルムロフ店の雰囲気が特に素敵だったので紹介したいと思います!

ボタニクス

町の雰囲気に溶け込む外観

そして可愛すぎる店内ディスプレー。店中に良い香りがただよってます!

ボタニクス

ばらまき土産にぴったりなミニサイズの石けん。45Kč(約230円/2013年旅行時)

中には日本の1/4ぐらいの価格で売られてるものも。あと日本未発売の商品も販売されてます。チェスキー・クルムロフに訪れた際は是非のぞいてみて下さい。

お店の場所はこちら

チェスキー・クルムロフ城

最後に町の展望を見るため、お城を訪れることにしました。

旧市街からラトラーン通りを登っていくと、左手に赤い門が見えてきます。(写真が逆光で黒いけど、実物は赤いのです) ここから城内敷地に入ります。

チェスキー・クルムロフ城

領主が変わる度に増築されたチェスキー・クルムロフ城。ゴシック、ルネサンス、バロックなど色んな様式が混在してます。

チェスキー・クルムロフ城

中庭から見る壁や窓は、よくよく見るとだまし絵になっていました。城には第1~5までの中庭があり、一番奥にある第5の中庭から無料で町を眺望できます。

ここからも十分素敵な景色なのですが、ちょうど雨があがって来たので塔にも登りました。塔に登るには50Kč(約250円/2013年旅行時)。細い階段を登っていきます。

濡れた屋根に日が当たってキラキラの町!雨あがりの青空の中でいっそうキレイに見えました。

お城では城内のガイド付き見学ツアーもあります。時間や料金は公式ページ(英語)をご確認ください。※11月~3月と毎週月曜日は城内休業のスポットが多いです。ご注意ください。

まとめ

プラハからの日帰りで訪れたので10:00~16:00という短い滞在でしたが、食べ物、買い物、お城など、チェスキー・クルムロフ旧市街をぐるっと楽しめました。また、最初は残念に思ってた雨天でしたが、実際に町を歩いてみると雨が石畳や屋根に反射してて、晴れの日とは違った街並みの美しさ。

プラハに訪れた際は是非ぜひ足をのばしてみてくださいね。

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