こんにちは!なっつです。
今回はしまなみ海道の尾道駅~瀬戸田(生口島)サイクリング体験記。
以前記事にしたのですが昨年夏しまなみ海道を2日で往復しようとしたところ、それはもう情けない結果に終わりました・・・
自転車や身体の故障こそなかったものの、時間に追われる余りせっかくの景色や島の雰囲気を満喫できなかったのです。
なので今回は冬の尾道を再訪してリベンジ!
前回の反省を活かして尾道~今治ではなく尾道~瀬戸田(生口島)、つまり広島側の3島に絞ってサイクリングすることに致しました。
そのルート計画はこちら。
尾道駅から瀬戸田中心部までの距離は約30km。往復しても60km程なので、今治まで縦断(76.5km)するのに比べたら無理のない距離です。
もし片道走ってみて体力的or時間的に往復が無理だと感じたら、港からフェリーで尾道に戻ることも出来るため安心です。
またレモンの産地として有名な瀬戸田にはグルメや見どころも多いので、目的地としてピッタリ!
この記事ではそんな尾道~生口島の道中と、瀬戸田での観光の様子をお届けします。
Contents
尾道駅→瀬戸田サイクリング
この日の天気予報は晴れ。日中最高気温15℃で風も穏やか。冬場にしては走りやすそうです♪
尾道~駅前渡船
9:00 / 尾道駅前のしまなみレンタサイクルターミナルでレンタル手続き。
クロスバイク1日分のレンタル料¥1100円(2022年現在は¥2000)+保証料¥1,100を支払いました。保証料は同じターミナルに返却すると戻ってきます。
9:20 / ウッドデッキへ出て、まずは向島目指して出発です!
尾道~向島間は橋も架かっているのですが、自転車用の道幅が狭く危ないので渡船の利用が推奨されています。街の中心部から自転車ごと対岸へ渡れて便利 ♪
尾道本土と向島を結ぶ渡船は3社あり、今回は一番安いという理由で福本渡船を利用。
その運賃はなんと、自転車込みで70円!3社の特徴や乗り場については別記事にしています。
3分ほどで向島に到着しました。運賃は向島側の料金所で支払います。
向島~因島大橋
9:30 / 渡船を降りたらサイクリング開始!今治方面のブルーラインに沿って車道左側を走ります。
しまなみサイクリングロードは目的地までの道筋や距離の案内が各所にあり、初めての道でも分かりやすいです。
住宅地を抜けたら因島大橋目指して海沿い走行。
最初に見える赤い橋は向島大橋といい、しまなみ方面ではなく岩子島に渡る橋なのでお間違えなく♪
こちらが因島大橋。向島と因島を結んでいます。
10:10 / 立花食堂横を左折し橋のアプローチへ。
平坦なイメージのあるしまなみ海道ですが、実は橋の手前で必ず上り坂が登場します。ギアを変えれば上れる緩やかな勾配ではあるのですが、確実にここで1回スピードとテンション下がります(笑)
坂が終わったらいよいよ橋を通行。
因島大橋は2層式になっていて自転車は車道の下(橋の内部)を走ります。
そのため景色はあまりよく見えませんでした。
橋を渡り切ったあとの坂をサーっと下る時間が爽快!!
因島
10:30-10:45 / 因島大橋そばに建つはっさく屋で休憩。しまなみルートから少しはずれて300mほど坂をのぼらないといけませんが、因島発祥であるはっさくたっぷりの大福は是非食べて頂きたいです☆
自力で渡ってきた因島大橋を眺めながら頂く大福は、最高の味でした!
お店を出て再び走行準備してた時のこと。地元民らしきおじいちゃんが突然「ようさんあるけぇ あげらぁ」とみかんのお裾分けをくれました。通りすがりの観光客にまるでご近所さんのように・・・因島に上陸して早々、人の温かさに和みました♡
大福&みかんでほっこりしたので頑張って生口島まで走り抜けます!
前回しまなみ海道を走った時はここを曲がって内陸ルートを走ったのですが、けっこうアップダウン多くて苦しかったので、今回は直進。外周ルートで生口橋を目指します。
風が弱い日なら海沿いのほうが走りやすいし、景色も良いのでオススメ!
11:20 / 見えてきました、生口橋。
11:25-11:35 / アプローチ途中の広場で小休憩。ここでも地元の方が話しかけてくれてしばらく世間話してました(笑)出会う地元の方が皆さん優しいです。
生口橋~瀬戸田
生口橋は橋長790mと短めだけど、多島美を眺めながら走行できて見晴らしバツグン。
東側には建設中の岩城橋も見えました。2022年2月末完成予定で着々と工事が進められています。
海の上を駆け抜ける感覚や潮風の心地よさは、しまなみ海道の醍醐味ですね。
11:50 / 本日の目的地・生口島に上陸。
サイクリングルート沿いをしばらく走るとジェラート専門店ドルチェが見えてきます。
今回は冬場で寄らなかったので、前回訪問時の写真を載せておきますね。瀬戸田レモン・デコみかん・伯方の塩が人気TOP3。お取り寄せもあるので「食べてみたいけどなかなか生口島までは行けない」という方は是非利用してみてください。
瀬戸田観光
おすすめグルメ
12:10-13:30 / ちょうどお昼時に瀬戸田中心部へ到着!食べ歩きやお土産探しを楽しみます。
自転車を押しながらしおまち商店街をぶらり。
メディアにもよく取り上げられる岡哲商店のコロッケ。可愛らしいお婆ちゃんが揚げてくれます。外カリ、中は熱々ほくほく。90円というお手頃価格も嬉しいです。
そして瀬戸田の名物といえばやっぱりレモン。急斜面が多く日当たりの良い生口島は柑橘類の栽培に最適で、瀬戸田は国産レモンの3割近い出荷量を誇ります。
近年の瀬戸内レモンブームも相まって、瀬戸田の飲食店はどこもレモンづくし。レモン鍋やレモンポーク丼、レモンラーメン、レモン手羽先などなど、色々あって迷ってしまいます ♪ 爽やかなレモングルメを是非本場で味わってみてくださいね。
お土産購入なら観光案内所近くの島ごころSETODAがオススメ。
特製レモンジャムを生地に練り込み丁寧に作られた一品。
店内では焼き立ても食べられます。口の中にふわっとレモンの香りが広がり上品な美味しさ。
自宅用にレモン鍋の素とネーブルケーキも購入しました☆
おすすめ観光スポット
13:30-14:30 / 生口島の観光スポットといえば耕三寺博物館。しおまち商店街そばにありアクセスしやすいです。
浄土真宗本願寺派の仏教寺院・耕三寺。日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が並びます。
「西の日光」とも呼ばれる煌びやかな境内は圧巻!
境内北方にはガラッと雰囲気の異なる白い世界が広がります。その名も「未来心の丘」。
広さ5000㎡の敷地にイタリア産の大理石を惜しみなく用いた環境アートで、彫刻家の杭谷一東氏が1988年から12年をかけて作り上げたそう。敷地内に大小10あまりのモニュメントが点在しています。
丘の上からは瀬戸田の街と海も見渡せ、その景色はまるで地中海のリゾートの様!?✨
眺めの良いカフェも併設されています♪
未来心の丘を含め耕三寺博物館の入場は大人1400円。最初その入場料にちょっと躊躇しましたが(笑)、実際入ってみると見応えたっぷりで、訪れて良かったです。
他にも瀬戸田観光するなら地元出身の画家・平山郁夫美術館も有名です。
また生口島は「島ごと美術館」の名のもと島内に17点もの野外彫刻が点在します。時間があれば作品を探して島内を周ってみるのも面白そうですね◎
瀬戸田→尾道駅サイクリング
14:30 / 往路に2時間半かかったので日没(この日は17時半)までに尾道へ戻れるように、そろそろ帰途へ着きます。
14:55 / 生口橋を渡り、
因島は帰りも外周ルートを走行。
アメニティ公園横を通り因島大橋のアプローチへ。行きは下りで問題ありませんでしたがこの坂なかなかキツいので、体力と時間を残しておくことをオススメします(笑)
15:50 / 因島大橋を渡り、向島に戻ってきました!
向島北部まで来たらゴールはもうすぐ。渡船に乗る前にちょっとだけ寄り道します。
16:30-16:45 / 向島の兼吉にある後藤鉱泉所。17時までの営業でしたが何とか間に合いました。
瓶入の炭酸ジュースを製造している昭和5年創業のお店で、昔ながらのサイダーやラムネが味わえます。
欲しい炭酸ジュースを伝えるとその場で店主が栓を開けてくれました。このサイダー、甘いのに喉ごし爽やかでキレが良く、本当に美味しかったです。サイクリング完走を祝してビール代わりにいかがでしょう。(まだゴール手前だけど)
ちなみに瓶は再利用するので飲んだあと店内回収箱に返しましょう。
帰りは福本渡船ではなく、後藤鉱泉所から近い尾道渡船にて本土へ戻りました。
運賃は自転車込みで110円。この時は乗船前に係の方に支払いましたが、乗船後に徴収される時もあります。
17:00 / 無事尾道本土へ到着。レンタサイクルを返却し、この日のサイクリングは終了です!
まとめ
今回の往復の所要合計は約8時間。といっても実際の走行時間は5時間ほどで、残りは食事や観光の時間でした。
休憩所やお店で地元の人としゃべったりお土産店を覗いたり、観光スポットに寄り道したり・・・前回のしまなみサイクリングで心残りだったことも、今回距離を絞ったことで穴埋めできました✨
また、私は往復60km走りましたが、尾道~瀬戸田は自転車ごと乗れるフェリーが出ているため片道30kmだけ自転車漕いで帰りはフェリーで戻ることもできます。しまなみレンタサイクルで自転車を借りるなら、瀬戸田観光案内所のターミナルで乗り捨ても可能。
参考サイト ▶ フェリー会社 ▶ しまなみレンタサイクル
皆様も体力や観光プランに合った形で距離&ルートを検討してみてくださいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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