こんにちは!
5泊7日で訪れたドイツ~ハンガリー周遊旅行。ドイツの滞在日数2日間で無駄なく(そして安く!)周るため、バイエルンチケットを利用しました。
この記事ではバイエルンチケットの購入方法や時刻検索方法、おすすめの行先などを紹介したいと思います。
バイエルンチケットとは?
色んな方がブログで紹介してくださっているので既にご存知の方が多いかとは思いつつ・・・当ブログでも簡単に説明させて頂きます!
バイエルンチケットの概要
バイエルンチケットBayern-Ticketとは、ドイツ・バイエルン地方の列車(RB、RE、Sバーン)と殆どの地下鉄、バス、トラムが1日乗り放題となるチケットです。
使用可能時間は9:00から翌朝3:00まで。※土日祝は全日利用OK
料金は利用人数によって異なります
- 1人用 €25
- 2人用 €31(1人あたり€15.5)
- 3人用 €37(1人あたり€12.34)
- 4人用 €43(1人あたり€10.75)
- 5人用 €49(1人あたり€9.8)
つまり5人までなら人数が増えるほどお得という訳です☆
バイエルンチケットで行ける場所
出典 DB(ドイツ鉄道)
上のサイトから使用範囲を見て頂けると分かるように、このチケット、かなり広い範囲を網羅しているんです。例えば2人旅の場合バイエルンチケットを利用すれば€15.5でこんな所へ行けちゃいます。
ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城へ日帰り
ドイツに行ったらやっぱり見たい白亜のお城!ミュンヘン~お城の最寄り駅フュッセン(約2時間)の移動に利用できます。さらにフュッセンからお城の麓へはバスに10分乗るのですが、そのバスもバイエルンチケットで乗車することが出来ます☆

ミュンヘンからザルツブルクへ日帰り
オーストリアのザルツブルクもバイエルンチケットの適用範囲!しかもミュンヘン~ザルツブルクは所要2時間ほど。ザッハトルテを食べたり、モーツァルトゆかりの地を見たり。ちょっと気分を変えてドイツ国外への日帰りトリップはいかがでしょう♪

ロマンティック街道の町を訪ねる
中世の可愛い町並みが残るロマンティック街道。街道の出発点ヴュルツブルクや日本人に大人気のローテンブルク、終着点のフュッセンといった町全てがバイエルンチケットの範囲内です。私たちは『進撃の巨人』のモデルと噂されるネルトリンゲンという町に行きました♪

金額的には1~2つの町に日帰りするのがお得ですが、2日分のバイエルンチケットを買って街道沿いの町に1泊すれば、日帰りしづらい小さな町にも足を伸ばせます☆
私たちの1泊2日プラン
私たちはバイエルンチケットを2日分購入して、ミュンヘンから1泊2日でネルトリンゲンとヴィース教会、ノイシュヴァンシュタイン城に訪問。そして、ザルツブルクへの移動も利用時間内に組み込みました!
私達の列車旅ルート
まず、チケットを全日利用できる日曜日の朝からミュンヘンを出発してネルトリンゲンへ。午前中はネルトリンゲンを観光、午後からドナウヴェルトに立ち寄りつつフュッセンに南下します。
フュッセンに泊まり、翌日(平日はチケット利用9:00~)にバスでヴィース教会とノイシュヴァンシュタイン城を訪れました。
そしてミュンヘンまで戻り、ザルツブルクへ移動。
上記を通常料金で移動するといくらかったのか計算してみたところ合計€225でした。それが2人用バイエルンチケット2日分を利用したことで€15.5×2日=€31で済みました!
仮に一人旅で1人用のバイエルンチケットを利用したとしても、€25×2日=€50なので通常料金よりお得。これを活用しない手はないですね
バイエルンチケットを買える場所
バイエルンチケットの購入方法には事前予約・窓口・券売機があります。
- DBサイトでの事前予約はドイツ語のみ
- 駅の窓口は手数料€2がかかる
ということで、私たちは券売機で購入しました。操作方法をメモしますね!
追記(2018/10)
ドイツ鉄道の公式アプリからも購入できるとの情報を頂きました☆
DB Navigator(英語・ドイツ語):カード決済でのチケット購入、乗り換え・ホーム案内、遅延通知などの機能があります。
券売機での購入方法
これがミュンヘン中央で利用したDBの券売機。今回は赤い方を操作します。
ドイツ語が分からなかったので、下の国旗から英語を選択。画面右にあるリストから Bayern-Ticket をタッチします。
利用人数を聞かれるので選択。Next ボタンで次の画面に進んでいきます。
1等席か2等席かを選択。
利用日を選択。そのまま進むと当日利用になります。別の日に利用する場合は Otherdate タッチしてカレンダーから指定。
バーンカードにポイントをつけるかを聞かれますが、旅行者にはあまり関係ないと思うので Do not collect で進みます。
確認画面が出て来ます。間違っていれば Change から変更可能!問題なければ支払いボタンでOK。
この画面が出たら支払えます。
小さな駅ではお札での支払いが出来ない機械もあるので、大きい駅で買っておくのが安心です。ドイツに限らず、ヨーロッパでは現金が利用出来ない券売機によく出会います。旅行時はクレジットカードを持ってると便利です☆
もしこれから新しく作る予定でしたらエポスカード(VISA)がおすすめ
入会金や年会費無料なのに海外旅行保険(利用付帯)が付いてくるという、良いことづくしのカードです◎
支払いが完了すると下の取り出し口からチケットが出てきます。
下部の空欄(ぼかしをかけている箇所)に1行ずつチケット利用者全員の名前を記入します。これだけで、利用可能日時であれば特に改札などには通さず利用できます。
乗り換え案内を事前にチェック
RE/RB列車の本数はあまり多くありません。そのうえ小さな町に向かうには何度か乗り換えが必要なので、乗る列車の選択次第で移動の所要時間が大きく変わります。事前に乗りたい便の時刻をチェックしておくと現地で行動しやすいです。
時刻表検索方法
ドイツ国内の交通は殆ど全てDB社が運行。なので電車もバスも同じ検索画面から発着時刻を調べられます。
DBサイトの時刻検索は本当に分かりやすく情報がしっかりしているので、いったん覚えると便利です°✧
乗り換えや発着時刻を調べるだけならDB(ドイツ鉄道)のサイトで以下の3つを入力して Search ボタンを押すだけ!
- 出発地・目的地
- 出発日時(または到着日時)
- バイエルンチケット利用の場合はこちらにチェック入れると
RB/REの電車に絞った検索結果が出ます
検索結果の一覧がこちら。
- 出発時間と到着時間
- 所要時間と乗り換え回数
- 詳細ボタンを押すと…
このように乗り換え地の発着時刻やプラットホーム番号などが表示されます。
さらにこの画面から各駅を通過する時刻や駅の情報(コインロッカーあるか等)まで
表示することも可能!便利…✨
バスの場合は?
路線バスの時刻も上記の列車と同様の方法で検索できます☆
出典 DB(ドイツ鉄道)
検索窓にバス停名を入れればOK!
国際列車の場合は?
また、ドイツを発着する国際列車時刻も、同様に調べることが出来ました。
例えばザルツブルク行き列車を調べるには、発着駅にMunich (München) / Salzburg Hbf を入力するとM(Meridian)という列車の発着時刻が出てきます。
ミュンヘン→ザルツブルクへの移動記録

私は日本でこれらの検索結果をプリントしていたので現地での乗り換えが本当に簡単でした♪DBの時刻検索はスマホからも見やすいので、ポケットWi-fi を利用すれば現地や車内でもチェックできます☆(RE/RB車内に無料Wi-fiはありません)
実際に乗った鉄道&バスを紹介
最後に、鉄道&バスの乗り方と車内の様子をご紹介します!
電車(REとRB)の乗り方
まずはDBの鉄道の紹介です✨
バイエルンチケットで乗車可能な鉄道の種類は赤い車両のRE(快速)とRB(各駅停車)と都市近郊を走るSバーンです。白い車両のICEやIC(高速列車)には利用できないのでご注意を!
REの表示があるのでこれは乗ってOK☆
また、バイエルンチケットで乗れるのは2等車。2 と表示されている車両内で、優先マークがない席なら座れます。
自転車OKの車両まで用意されてました!
広々した車内でゆったりくつろげます。
バイエルン地方のREやRBには過去にも乗ったことがあるのですが、今のところ混雑や満席にあたったことはありません。
そのため2時間、3時間乗っていても苦痛には感じませんでした。
ミニテーブルやゴミ箱がついた席も☆
路線によるかもしれませんが、車内には無料トイレもありました。これヨーロッパ旅行で地味に嬉しいポイントです。町や観光地にあるトイレは基本有料なので。。
降車時は自分でドアを開きます。ドアについてる緑の丸いボタンが光っている時に押すと開きます。
フュッセンに向かう途中では2階建て車両にも出会えました☆
バス(フュッセン~ヴィース教会)の乗り方
続いてバスの乗り方も簡単に紹介します。
フュッセン駅前の乗り場。丸い「H」のマークがバス停の目印です。
DBのバスも赤い車体でした。
前方ドアから乗って運転手さんにバイエルンチケットを見せます。
※バスはバイエルンチケットが利用できない路線もあるので乗車前に運転手さんにご確認ください。
バスの車内。優先座席以外に座ります。
前面のモニタに次の停車地が表示されるので
日本と同じく降車ボタンを押せば停まってくれます。
降りる時は後ろの扉からでもOK!
ミュンヘン駅のコインロッカー
私たちは身軽に電車旅をするため1泊分の荷物だけリュックに入れてスーツケースはミュンヘンに残していきました。ホテルに預けれるなら必要ないと思いますが、ミュンヘン中央駅のコインロッカー情報も載せておきますね。
構内1F(ホーム手前にある大きいフードコートの裏あたり)にロッカーコーナーがあります。
1日€6で、87Lのスーツケースが余裕で入る広さでした☆
友人のスーツケースも一緒に入ったので思いがけず1人分料金浮きました(笑)
駅によってはスーツケースを乗せるためのコンベアが設置されてる事もありましたが、、基本的にはエスカレーターがない駅が多いので、スーツケースを置いて行ったことでかなり楽に移動できたと思います✨
またドイツの小さな町にはコインロッカーがない駅もあり、スーツケースを持っていると「宿泊しない町に立ち寄って観光する」ということが難しくなります。実際、私が訪れたネルトリンゲンという町では駅にロッカーがなかったので、ミュンヘンに置いて行ってて大正解でした!
まとめ
2日間というタイトな日程の中で乗り換えを繰り返しながら地方をめぐるのは、かなり不安でした。
こんなかんじで出発前は心配だらけだった私たち。
でも、実際に利用してみるとドイツの鉄道&バスは驚くほど分かりやすかったです!!英語力中学生レベル・方向音痴な私でも、一度も迷ったりすることなくスムーズな個人旅行をすることが出来ました。
(時空の迷子にはなったけど ↓ )

分かりやすさの理由は、ほぼ全ての路線がDB(ドイツ鉄道)によって運営されている点。同じ運営元だから、どの町に行っても案内表示や乗り方のルールが同じだし乗り換え案内もひとつのサイトから調べられました。
今回はバイエルンチケットを活用しての周遊だったので現地でチケット購入しましたが、決まった出発地から目的地までの鉄道を調べて予約するならこちらのヨーロッパ交通予約サイトOmioが便利。ドイツでの鉄道時刻を検索して日本語で事前予約ができます。
ぜひドイツの可愛い町並みや田園風景を眺めながら、鉄道旅行楽しんでくださいね。
ドイツで滞在した宿