こんにちは!なっつです。
今回はベルギー旅行の帰り道。ヘルシンキから日本へ戻るフライトにて
はじめて「キャンセル待ち」を経験したのでシェアしたいと思います。
Contents
旅程概要
最初にこの旅行の概要を簡単に記載します。
フライトはフィンエアー利用。ブリュッセル発~ヘルシンキ乗換~関空をエクスペディアにて往復予約しました
ブリュッセル空港にて
出発の朝、ブリュッセル市内から空港へ列車移動します。移動方法は到着時の旅行記で触れたのでココでは割愛。詳しくはコチラ↓の記事をどうぞ
ブリュッセル空港駅に着いたら改札を出て出発ターミナルのある3階まで上ります。
案内板で自分の乗るフライトをチェックしてカウンターへ。事前チェックインはしてなかったので、カウンターに並び、荷物を預けて発券してもらいました。
ブリュッセル⇒ヘルシンキとヘルシンキ⇒関空の搭乗券を受け取り、ちらっと記載内容を確認すると…
座席番号っていつもは数字+アルファベット表記なのに、ヘルシンキ⇒関空の座席欄に見慣れないSBYの文字。母のチケットを見ても同様にSBYと書かれています。ちなみにブリュッセル⇒ヘルシンキのチケットには普通に19Aと書かれていました。
スタッフさんに聞くと、
とのこと。
あまり深く考えず、とりあえず手荷物検査に進みました。免税店にてビールやチョコのお土産を買い足し。
ブリュッセル空港は世界いちチョコレートが売れる場所で、GODIVA、ノイハウス、ガレーなど、様々なお店の物が並んでます♡
座席番号:SBYの意味は?
出発前のショッピングを終えて一段落。滞在最後のベルギービール飲みながら搭乗待ちです。
無料Wi-fiが使えたので、先ほどの”SBY”の意味をスマホで検索してみました。
すると…驚きの事実が発覚!><
「SBYとは”Stand by”の略。キャンセル待ちのこと。」
航空会社は、ある程度のキャンセルを見越して実際の席数より多めに予約を受け付けます。
空席残して飛行機を運航するのは経費もったいないので多くの航空会社が行っている手段なんですが、予想よりキャンセル数が少ないと「席が足りない!誰かに搭乗を見合わせてもらおう。」ということになります。オーバーブッキングというやつですね。。
つまり私たちは今回オーバーブッキングによって溢れた予約客で、
SBYの表示は今のとこ席が確保できてないからキャンセル出るまで待っててね。という意味なのでした!!
のんきに「SBYってどんな席だろう。広いと良いなぁ~。」なんて考えていた私。本当の意味を知って焦りはじめます。
搭乗口にいたグランドスタッフに空席状況聞いてみたけど答えはやっぱり
先行き不安になりながらブリュッセルを飛び立つ事となりました ><
フィンエアーでヘルシンキまで
ブリュッセルからヘルシンキまでは2時間半ほどのフライトです。
2+2シートのシンプルな機体。
ソフトドリンクのみ無料サーブありました。軽食やアルコールは有料です。
ヘルシンキ到着!シャトルバスで建物に移動しました。
ヘルシンキ=ヴァンター空港にて
関空行きのゲート番号をチェックし、早速搭乗口へ向かいます。
※地図はヴァンター空港のサイトからお借りしました
ブリュッセルからの飛行機はシェンゲン協定エリア内(~31番)に到着するので、日本に帰るには出国審査を受けて協定外エリア(32番~)に移動します。
シェンゲン協定とはヨーロッパの加盟国同士なら出入国の手続きなしで国を行き来できる協定で、ベルギーもフィンランドもこれに加盟しています
なのでブリュッセルでの出国審査がない代わりに、乗り換え地ヘルシンキで受ける必要があります。夕方はヘルシンキ~日本を結ぶフライトが集中してるため、出国審査(なんと自動化ゲート!)は多くの日本人で混雑してました。
私のように席がない人はもちろんですが、普通に搭乗チケット持ってる人もなるべく余裕見てゲートに向かうことをオススメします
ヘルシンキの搭乗ゲートで…
空港内移動と出国審査で時間かかってしまい、関空行きのゲートに着いたのは搭乗案内が始まる直前でした。
でも、問題はこれから。30分後には飛行機出発するというのに私には未だ座席がありません!(泣)
搭乗が始まるということはチェックインは締め切られたハズなので、キャンセル状況(つまりは空席状況)を確認します。
カウンターには日本人スタッフもいましたが他の乗客の対応中だったので、フィンランド人スタッフに聞いてみました。
例のSBYと書かれたチケットを見せて、
確認しますと言って、急いでPCに向かう女性。
どんどん集まってくるグランドスタッフの方々。
気づけば5人がかりで何やら相談しておられます。
内容は聞き取れませんでしたが、なんとなく皆さん難しい表情に見えました。
私が心配そうに待ってるのが伝わったのか女性スタッフの一人が一言。
「心配いりません。席は確保します。」
力強い言葉によって、状況は分からなくても一気に不安解消。
引き続きPCを囲んで相談し合う5人組スタッフがヒーローのように見えました✨
(そもそもはフィンエアー側のオーバーブッキングが原因なんですけどねw)
それから数分後…座席確保できたとの事で、無事チケット再発行されました!!
新しい搭乗券を見てみると・・・
なんとビジネスクラス!!!
結局エコノミーは満席のままだったけど、当日空きが出たビジネス席に配置してくれたのです。これはインボランタリーアップグレードと呼ばれ、以前にも一度経験したことがあります。
ストックホルムでビジネスクラスにアップグレードされた話
↑この時はチェックイン時点でビジネスと書かれた搭乗券が発券されたため単純にラッキー♡という感情だったのですが、今回は「飛行機自体に乗れないかも…」という不安からの変更だったので、喜びもひとしおでした。まさに逆転劇!!
しかも並び席じゃなくても大丈夫と言ったにも関わらずバッチリ母と隣同士でした。
搭乗直前まで調整を続け、不安をやわらげる言葉までかけてくれたフィンエアースタッフに感謝です。
まとめ
ということで、搭乗券の座席番号にSBYと書かれていたら要注意!座席の再確認が必要です。
チェックインカウンターが締め切られてキャンセル客が確定すれば空席に入れ込んでくれるし、空いてるのが例えばビジネス席なら私たちの様にエコノミーから無料アップグレード!なんて事も起こり得ます
ただその一方で、最後までキャンセルが出ず飛行機に乗れないパターンも隣り合わせだった訳で。。
今回そんな危機一髪体験をしたことから、
- もしキャンセルを持っても空席が出なかったらどうなるのか。
- そもそもSBYに選ばれない方法はなかったのか。
上記2点を調べてみました。
キャンセル待ったけど空席がない時は?
到着先で乗り換えの飛行機を予約してるとか、大事な仕事を控えてるとか、とにかく予約したフライトに乗れないと困る時はなるべく早い段階でその事情をスタッフに訴えてみます。他の乗客の中から「違う便に振り替えても良いよ」というボランティアを探してくれるかもしれません!
それも無理だったら、他に空席のあるフライトに振り替えてもらうことになります。
振り替えは後続便もしくはどこかを経由する別のフライトを提案される事も
振り替えによって発生する費用(日をまたぐ場合のホテル代など)は補償してくれる航空会社が多いです。
例えば私は昔イタリアで飛行機が欠航した時、ホテル代と空港内で使える食事券をもらいました。今回は帰国後に用があったのでちゃんと予約通りの飛行機に乗れて良かったけど、もし時間的余裕があるなら、後続振り替えも悪くないと思います。
SBY対象に選ばれないためには?
SBYは事前に座席を押さえることで対象に選ばれにくいです。
フィンエアーの場合、有料ですがネットで予め座席指定ができます。
また、出発36時間前からはオンラインチェックインが可能になるので(コードシェア便は不可)、その時にあいてる座席であれば無料で選ぶことも可能!
Finnairチェックイン画面へ
少しでも確実に乗る対策として、是非利用してみてください ✨
機材トラブルや天候不良でフライト自体が欠航することはありますが、少なくとも「飛行機運航するのに搭乗拒否されそう><」なんてリスクは軽減されるはず…!
今回はここまで☆ビジネス席に乗れた経緯だけで長くなってしまいましたが、機内の様子や食事はまた次回紹介したいと思います。
追加しました!
ベルギー旅行でお世話になったガイドブック
こんにちは!すごく貴重な体験ですね、勉強になりました!
一度、ANAでデュッセルドルフからもどるときに搭乗口で呼ばれたので、
インボラかと期待したら、
「パスポート情報が入力されていないので、もう一度パスポート見せてください」
と言われてガックリしたことがありました(苦笑)
幸い、この時は入札でプレエコを確保していたので、
なんとか気持ちは切り換えれました。。。